エルドアン首相、またメディアボイコットを市民に訴える
2009年02月12日付 Milliyet 紙
欧州議会が作成したトルコレポートで、インターネット禁止や報道機関への規制が批判される中、首相はカスタモヌで再び市民らにメディアボイコットをするよう訴えた。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は市民らに「嘘や間違いだらけのニュースを流し、中傷をするメディアとの関係を断ってください」という呼びかけを新たにし、「嘘や間違いを書いているメディアには、「ノー」を突きつけてやるべきです」と述べた。
ナスルッラー広場で約七千人に対し演説を行ったエルドアン首相は、トルコの経済規模が世界で17番目、欧州では6番目であることを強調した。
首相は「もしマフィアや暴力団が経済を牛耳っていたなら、また例年と同じ順位についていたでしょう。しかし、そうではありません。癒着があったとしたらが、ここまで来ることはできなかった」と語り、癒着はなくなり、なくなりつつあると述べた。
■名前は挙げないが・・・
エルドアン首相は「もし利益団体やマスコミ機関が不快に感じているならば、ご存知だと思うが、この理由は一つであり、それは癒着が断たれているからである、そのためなのだ」と述べ、次のように続けた。
「今日まで我々に対し党派的なメディアともいうべきいくつかのマスコミ機関を自由に操っている人々に次のように言います。あなたがたは党派的なメディアに誇りをもつこともあるでしょう。しかし私は同時にもうひとつのことを言いたいし、再びここで言おうと思います。『嘘や間違ったニュースをねつ造し、書き、でっち上げ、中傷するメディアとの関係を断ってください』ということです。なぜなら報道機関の職務は正しいニュースを流すことです。もし嘘や間違ったニュースを書いているメディアには「ノー」を突きつけるべきです。私はこんなにも率直に話しているのです。
名前は挙げませんが、『嘘や間違ったニュース』『中傷をするメディア』『事実無根の、でっち上げのニュースを流すメディア』と言っているのです。このようなメディアに対し、国民として皆さんも『市民主導権』を行使してください、態度を示してください」
エルドアン首相は自身の政権時にカスタモヌに天然ガスが導入されたことを強調し、次のように続けた。
「なぜなら母も同じ苦労をしてきたからです。5階建てのアパートの一番下まで降りて、そこから石炭を取ってきていました。家では石炭の灰や、すすと格闘していました。今は母や姉は天然ガスのボタンを押して家を暖めています。男性について話しているのではありません。なぜなら男性は石炭を運ばないからです。なぜ天然ガスはトルコで広まらなかったのでしょうか。それができないような問題があったのです、できないような問題が。しかし我々はようやく克服しました、成し遂げました。アタテュルクが言ったように、我々はこのトルコ国民に奉仕するためにやってきたのです」
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( 翻訳者:三村麻衣 )
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