【事件部】テヘラン州警察社会問題担当副長官は、〔花火などの〕発火物・爆発物の販売業者に対する取り締まり計画が開始されたことを明らかにした上で、すでに11万3440個の発火物が押収されたと述べた。
テヘラン州警察社会問題担当副長官のメフディー・ヤーランディー大佐は、毎年ノウルーズ〔イラン正月〕と
年の最後の水曜日が近づくと、一部の利己的な便乗主義者たちが発火物・爆発物の販売を行い、人的・物的被害を伴う悲惨の事故の原因を作っていると指摘し、次のように述べた。「テヘラン州警察はこの種の犯罪を予防し、市民の平穏を守るため、今からすでに必要とされる計画を実施している。テヘラン州治安司令官のアクバル・シャーヒー大佐が策定した対策に則って、発火物密売業者に対する厳しい取り締まりが始まっている」。
ヤーランディー大佐は「テヘラン州治安維持軍の全部隊に計画の実施が通達されたことを受け、捜査官らによる取り締まりが開始された。その結果、先週早速、発火物・爆発物のつまった積荷を発見・押収した」と述べ、大量の発火物が発見されたこの事件の詳細について明らかにした。
先週水曜日朝10時、〔キャラジ県〕シャフリヤール郡第27アフタルアーバード署の警察官が保安活動を行っていたところ、テヘランに向け数珠つなぎになって移動していた2台の〔日産〕パトロール車に疑いを抱いた。そこで停車を命じたところ、パトロール車の運転手らは指示に従わず、スピードを上げて逃走を企てた。
この反応を見て、治安維持軍の捜査官らは万全の注意を払いながら、逃走した2台の車を追跡、ついにそのうち1台を停車させ、運転手・同乗者らを逮捕した。その後、残りの車1台についてもシャフリヤール郡アミーリーイェ地区で確保した。
身柄を確保された容疑者らは、パトロール車とともに警察に連行され、そこからかんしゃく玉5万9400個、ロケット花火1万6140個、プロペラ付き花火2万8800個、音花火〔爆竹の類か?〕1100個、7連発かんしゃく玉8000個を発見・押収した。
警察による取り調べで、逮捕されたハサン・Aとナーセル・Bは発見された発火物を国の西部で安値で買い取り、テヘランで高値で売りさばく予定だったと供述した。
ヤーランディー大佐は毎年ノウルーズが近づくと、〔花火による事故で〕失明や手足・指の切断、やけどといった
負傷事故が相次ぎ、さらには死亡事故が報告されることもあると指摘し、このような事故は一瞬の不注意で発生すると注意を促した。その上で、取り返しのつかない悲惨な事故が起きないよう、家族の人は爆発物の危険性について子供に周知を徹底してほしいと述べた。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:15812 )