「自分の考えを述べただけ」クルチダルオール市長候補、CHP副幹事長に関する昨日のコメントについて
2009年02月19日付 Milliyet 紙
ケマル・クルチダルオールは、メフメト・セヴィゲンについてミッリエト紙に述べたコメントに関し、「もし本当に(証拠となる)カセットテープや資料があるのなら、セヴィゲン氏は然るべき対応をとるだろうと考え、そのように述べた」と話した。
共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール・イスタンブル広域市長候補は、同党のメフメト・セヴィゲン副幹事長について昨日ミッリエト紙に対し行った「然るべき対応をとるべきである」旨のコメントに関し、「自分の考えを述べたのだ。もし本当に(証拠となる)カセットテープや資料があるならば、我々は敬愛なるセヴィゲン氏は然るべき対応をとるだろうと考え、そのようにコメントした」と述べた。
クルチダルオール氏はギュルセル・テキンCHPイスタンブル県支部長と共に昨日アタテュルク国際空港タクシードライバー組合を訪れ、訪問終了後メディア関係者の質問に答えた。昨日のミッリエト紙の見出しとなった発言について説明を求められたクルチダルオール氏は、「私の個人的な考えは既にミッリエト紙の見出しに載っている」と述べた。
クルチダルオール氏は「辞任を望んでいますか」という質問に対し「自分の考えは既に述べてある」と答えた。「あなたは『然るべき対応がとられるべき』と述べましたが、然るべき対応とは何なのですか」という質問に対しては「以前この主張に関して敬愛なるセヴィゲン氏が説明を行っている。その説明では次のように述べていた:『もし(証拠となる)カセットテープや資料が出されれば、私は辞任します』と。もし本当にカセットテープや資料があるならば、我々は敬愛なるセヴィゲン氏が然るべき対応をとるだろうと考え、そのようにコメントした」と答えた。
クルチダルオール氏は「まだ期待していますか」という質問に対しても、「それについては話してある」と述べた。
クルチダルオール氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が自身に向けて「名声のために候補者になった」という発言を行ったことに関しては、「もしこの国で汚職との闘争が名声を追い求めることになるというのなら、もちろん私は国民の望みや要求を代弁して(名声を追い求めて)いることになる。人々は汚職にうんざりしている。敬愛なる首相はこうした声を聞く必要がある。聞かずに『いや、それについては述べないでください』と言うのなら、他のところへ行って説明するなりし、私には説明しないでいただきたい」と述べた。クルチダルオール氏は、昨日あるテレビチャンネルで、同氏がレストランで会ったある人物と書類の交換を行っていた映像が放送されたこと、及びこの人物が誰であるかという質問に対し、「私が話をしたすべての人についてあなた方に説明する義務はない。私のところにいくつかの文書や書類が来ている。我々はもちろんそれらの評価を行っているところだ」と答えた。
チャンネル7のレポーターが、社会保険基金理事長時代に同基金に損害を与えたことに関し質問したのに対しクルチダルオール氏は、「この主張をする人たちとチャンネル7の番組で視聴者の前に出てSSKについて説明したい。私を招待してくれますか」と呼びかけた。
■「税金を撤廃する」という約束
クルチダルオール氏はアタテュルク国際空港タクシードライバー組合を訪れ、市長となった暁にはイスタンブルでタクシーから毎年徴収されている税金を撤廃するとし、「不法タクシーに対して苦情を言っているだろう。これも不法徴税だよ」と述べた。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
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