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アガ・カーン建築賞を三度受賞し、トルコ大国民議会優秀功労賞と2008年度大統領文化・芸術大賞を授与された、トルコの代表的建築家のひとりトゥルグト・ジャンセヴェル氏が89歳で逝去した。
カドゥキョイのチフテハヴズラルにある自宅で、22日の昼頃に亡くなったジャンセヴェル氏の娘婿で、建築家のメフメト・オウンさんは、義父トゥルグト・ジャンセヴェル氏が栄養不良と、寝たきりの状態となるアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)のため、しばらくの間、治療を受けていたことを明らかにした。メフメト・オウンさんは、義父ジャンセヴェル氏が2000年から心臓ペースメーカーを装着しており、2008年7月以降は寝たきりとなっていたと語った。
トゥルグト・ジャンセヴェル氏の亡骸は、本日23日、ファーティフ・モスクで午後礼拝後に行われる葬儀礼拝の後、エディルネカプ墓地に埋葬される。
■成功に満ちた人生
ジャンセヴェル氏は1920年にアンタリヤで生まれた。イスタンブル芸術アカデミーで学び、1951年に建築設計事務所を設立した。
ジャンセヴェル氏は、イスタンブル大学文学部で芸術史博士号と准教授のタイトルを取得、1959~60年にはマルマラ地域計画局、1961年にはイスタンブル広域市計画局で職務についた。
1974~75年には、世界銀行のイスタンブル大都市計画プロジェクトでも代表を務めた。
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( 翻訳者:松岡聡美 )
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