アンカラ・ハジェッテペ大学の研究者グループが、肝炎予防の新型のワクチンを開発した。新型のワクチンは、肝炎に対して瞬時に抵抗力を高める。
ハジェッテペ大学の化学・医学研究者グループは、トルコにおいて毎年10万の新しい患者が発生している肝炎予防のための新型のワクチンを開発した。研究では「分子抑制技術」を用いてワクチンのための必要な防御プロテインが血管から直接投与された。初めて雑誌に発表されたこの研究により、現行のものに比べ肝炎に対し瞬時に抵抗力を高めるこのワクチンの生産にも道が開かれた。研究は、トルコにおいてアメリカからの何百万ドルもの市場を占めているワクチンの、海外依存度が軽減するきっかけになるともとらえられている。ハジェッテペ大学化学部長アディル・デニズリ教授は、通常のワクチンは体の免疫システムを活発化させるが、このため体はまず病気に罹ったようになり、その後病気に打ち勝ったように免疫が効いてくるのだと説明する一方で、次のように話した:「現在のワクチンの免疫は一生涯続くが、新型のワクチン効きめは一定期間であるが、瞬時に効力を発する。体内に投与されるワクチンは、体を守り保護するために作用し、ある期間を過ぎたら体外に排出される」
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:15887 )