今年の「アラブ文化の首都」に選ばれたエルサレムで記念式典と合同放送がスタート
2009年02月27日付 Al-Ahram 紙
■ 今日、エルサレムが「アラブ文化の首都」に
2009年02月27日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP 「新しい一日」 面
本日、エルサレム時間の午後1時より午後10時まで、「パレスチナ人民とアラブのウンマ(共同体)を団結させるエルサレム」というテーマのもと、「2009年アラブ文化の首都」(訳注:「アラブ文化の首都)はUNESCOによるアラブ文化振興のためのプログラム)に選ばれたエルサレムを祝って、数々のアラブ及びパレスチナの衛星テレビ局を通じた公開合同放送がスタートする。合同放送はアラブ放送連合の協力のもと、エルサレムとラーマッラーから発信される。パレスチナ上級委員会によると合同放送の開始を告げるのは、エルサレムのアル=アクサー・モスクから流れる「パレスチナの名において、本日午後1時から午後10時まで、アラブ放送連合との共催で放映します」 とのアザーンであるという。
10時間にわたる放送 では、パレスチナ人、特にエルサレムゆかりのゲストを迎え、アラブの大物アーティストと対談するほか、エルサレムの社会、教育、保健衛生、文化、芸術といったあらゆるレベルを扱ったドキュメンタリーフィルムの上映が予定されている。その後 、エルサレムやベツレヘム、ガザ、ナザレ、レバノンのパレスチナ難民キャンプなどから式典が放送される。これは各地に暮らすパレスチナ人の心理的団結のためである。
また今日は、パレスチナのアイヤーム紙、ハヤート・ジャディーダ紙に加え、アラブ各国の20の新聞で、ラーマッラーのエルサレム式典運営委員会が準備した共通紙面が掲載される。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:15908 )