CHPの門戸開放政策の本質を示したかった
2009年03月03日付 Yeni Safak 紙

バージュラルで共和人民党(CHP)のバスから降ろされ、手荒く扱われ、ひどい目にあった65歳のクイメット・オズギュルさんは、「私は共和人民党のスカーフ解禁政策(門戸開放政策)の本質をみなに示したかった」と話した。殴られたことで身体をあざだらけにしたオズギュルさんは、デニズ・バイカルCHP党首を(融和政策)は、選挙での票を計算してのことであると非難した。

65歳のクイメット・オズギュルさんは、共和人民党イスタンブル広域市長候補であるケマル・クルチダルオール氏がバージュラルを訪問した際に、スカーフをして選挙バスに乗車したため、バスから降ろされ、殴られ、罵られた。そして彼女は「共和人民党のスカーフ解禁政策の本質を示したかった」と語った。

オズギュルさんは、クルチダルオール氏がバージュラルを訪れると知って、計画をたて始めたと明かした。そして次のように話した。「私は正真正銘の共和人民党派である。だれも私を買収などしていない。しかし、スカーフ解禁政策を行うならデニズ・バイカル党首は地方に出向いてこれについて私たちと話し合うべきだった。私は根っからの共和人民党支持者だ。私はバイカル氏に電話して、スカーフ解禁政策を批判しようと思っていた。彼は私の言うことに一度たりとも耳を傾けてくれなかった。ここはバイカル党首の地元ではない。私はバイカル党首を不支持だからこの黒いスカーフを着た。バイカル党首は政治をしていない、票の計算だけだ。この出来事によってこれを知らしめたかった」

■「スカーフをしている人には用は無い」
クイメット・オズギュルさんは、クルチダルオール氏のバスに乗りこむ前は、人ごみの間でぶらぶらしていたと説明している。そして、「実際のところ彼らは私を冷やかしたのです。『おばさん、ここではスカーフをしている人には用はないんだよ』と言っていた。彼らは私に旗を手渡し、振らせた。私も旗を振った。彼らは私を冷やかしたと思う。しかし、私は彼らがどんな人間か分かった」と話した。クイメット・オズギュルさんは「共和人民党のスカーフ解禁政策の本質をみなに示したかった」と言い、「彼らはスカーフを快く思っていない。私はバイカル党首の本心を暴いたのだ」と話した。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:15911 )