エルドアンのパロディだなんて言ってません―大ヒット映画「レジェプ・イヴェディキ」
2009年03月07日付 Zaman 紙
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コメディー俳優のシャハン・ギョクバカルさんはある雑誌のインタビュー記事の中で、入場者数の新記録を樹立した映画「レジェプ・イヴェディキ」の登場人物がレジェプ・タイイプ・エルドアン首相に似せられたと書かれたことについて、自分の発言がゆがめられて報道されたと語った。
ギョクバカルさんは、「私は何日もこのことについて説明しているのです。しかしみなさんは都合のよいように受け取っています」と言う。


「事態がこのようになってしまったこと、さらには選挙の場でスローガンにされてしまったことを残念に思っています」と話す売れっ子コメディー俳優は、言ってもいないことが報道されることや、自身が政治的に利用されることに抗議した。
ギョクバカルさんは、ルポルタージュの中で、「レジェプ・イヴェディキのキャラクターと首相の間に類似点はありますか」という質問を投げかけられ、次のように答えたと説明した。
「二人とも自尊心、名誉というものを非常に重視しています。首相はダボスでわれわれの国の名誉を守り、非常に重要な仕事をしました。世界に大きな教訓を与えたのです。もしあの場にレジェプ・イヴェディキがいたら、それ以上のことをやって、議長の腕をへし折っていたでしょう、と私は答えたのです。こういう面では、二人は互いに似ているのです」

映画「レジェプ・イヴェディキ」の監督ファルク・アクソイ氏も、レジェプ・イヴェディキの名前とイメージが政治に利用されることに反対している。アクソイ監督は、「政治家たちは政治をなさい。我々は映画を作っているのです。レジェプ・イヴェディキはフィクションのヒーローです。誰にも似せてはいないのです。すべての層の人々が映画館に足を運び、映画を観て、笑う映画なのです」と話した。

共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル党首は、首相に対する「粗暴者」という表現にひっかけて、メディアでこう発言したのだった。同党首はヤロヴァでの集会で、エルドアン首相が自分を告訴したことに言及した後、「今日、ふと目にすると、すべてのメディアが『粗暴者』を話題にしています。粗暴者を誰が発明したのでしょうね?誰に対して言われる言葉でしょうね?最近、非常に優れた映画を作った若い監督がいます。シャハン監督です。シャハン監督は記者会見を行って、『レジェプ・イヴェディキはまさに彼なのです』と言っています。『粗暴者とはまさにレジェプ・イヴェディキのことです』と。なるほど、ぴったりですね」と述べたのだった。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:15941 )