第一党を逃せば、政界引退する―エルドアン首相演説
2009年03月11日付 Yeni Safak 紙
ターイップ・エルドアン首相は、「公正発展党が52%の票を獲得すれば(選挙が)成功とみなされる」と述べた共和人民党のデニズ・バイカル党首に対し「公正発展党がいかほど得るかについてなぜ語っているのか、あなた自身がどれくらいか、それを考えなさい」と述べた。カフランマルシュ県のエルビスタン郡およびマラトゥヤで行われた党集会で演説したエルドアン首相は、野党の党首らに政界引退の最後通告をした。
エルドアン首相は、共和人民党のバイカル党首が「公正発展党が52%を獲得すれば成功とみなされる」との言葉に触れ、「バイカル氏はこう述べた、『52%以下の得票率ならば、公正発展党はこれが懸念材料となる』と述べている。私のことはほっといてくれ、公正発展党がいかほど得るかをなぜ語っているのか、あなた自身がどれくらいが、それを考えなさい」と述べた。
■あなた方は引退するのでしょうか?
第1党でなかった場合に政界を引退することを強調したエルドアン首相は、「政党は第1党になるために奔走し、第2党として敗れてはならない。あなたは、自身がまず第1党になるのか、ならないのか、そのことを考えなさい。これに言及できていない。『公正発展党が52%以下の得票率であるならば敗北ということ』と述べている。さて今自分を何で満足させようとしているのか、つまり地方選挙当日の3月29日の夕方、公正発展党の得票率がもし51%であったならば、彼はこう述べるであろう。『以前(この問題について)言わなかっただろうか、結果は51%になった』と。『第1党を逃せば、政界を引退する』と私は言ったのだ。さああなた方は第1党でなければ政界を引退するのでしょうか?議員職を離れるのですか、バイカル様、(民族主義者行動党党首の)バフチェリ様、あなた方はまずこれについて返答してください」と語った。
■喜び跳ね上がる
世界的な危機のためインフレが一時11%まで上昇したと述べたエルドアン首相は、この状況を共和人民党のバイカル党首と民族主義者行動党のバフチェリ党首がとても喜んでいたことを明らかにした。エルドアン首相は次のように述べた。
「インフレは一時この危機のために11%まで上昇した。バイカル氏やバフチェリ氏も、なぜな らこれらは精神的な双子である、ふたりは、喜び跳ね上がる、それほど喜んでいた。大惨事を騒ぎたてるな、恥である、恥だ。この国が被害を受けるならば皆ともになのだ。あるなら対策を提示しろ、ないなら黙っていろ。私たちはあなたがたの政権を見てきた。バイカル氏はそもそも単独政権を担うことはできていませんが。彼はそもそも現状のままでいることを望んでいる、なぜならこの状況より利しているからだ。(自らの党では)王様だ、それを好んでいる。
議席に就く者は彼を拒んでいるが、彼はその座に執心している」との形で語った。
(後略)
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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:15967 )