イマームの遅刻で、iPhoneからコーラン詠唱―ヒュッリイェト紙記者追悼式
2009年03月12日付 Zaman 紙
19年前の襲撃により死亡したヒュッリイェト紙の元総出版責任者、チェティン・エメッチ氏の追悼式がジンジルリクユ墓地の墓前にて行われた。
追悼式が開始され、イマームが到着していないことが分かると、ヒュッリイェト紙のエルトゥールル・オズキョク総責任者がiPhoneを手にやって来た。iPhoneにコーランのファーティハの章を録音したオズキョク氏は、電話のスピーカーの電源を入れ、一同は窮状から救われた。追悼式にはエルトゥールル氏の他、トルコ新聞記者協会のオルハン・エリンチ会長、スターニュース・グループのウウル・デュンダル会長、ヒュッリイェト紙のドアン・フズラン執筆者、チェティン・エメッチ氏の夫人であるビルゲ・エメッチさんと娘のメフベシュ・エメッチさんも参加した。エルトゥールル・オズキョク氏が、チェティン・エメッチ氏の記念式典を組織規模のものとしたと話し、今後も語り草となろう事件で機転を利かした。イマームがいないことを知ったオズキョク氏は、携帯電話からファーティハの章を詠唱させ、参加者へ聞かせた。参加者らがお祈りを済ませた後に式典は終了した。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:15980 )