第5回世界水フォーラム、イスタンブルで開幕―107カ国から2万人参加
2009年03月16日付 Radikal 紙

近年、会議の実施先として重要性を増しているイスタンブルが、今日(16日)から1週間、世界の最も有力な会議のひとつを主催する。「第5回世界水フォーラム」は、100ヶ国以上の国、2万人を超える参加者を伴って今日イスタンブルで開会する。フォーラムの一環として、今日午後にはギュル大統領の主催で各国や政府の代表が集う「首脳級サミット」も行われる。チュラアン宮殿で催されるこのサミットには、イラク大統領のタラバーニ氏も出席する予定。

キプロスの南キプロス・ギリシャ地区(キプロス共和国)とアルメニアも参加する予定のこのフォーラムは、日本の皇太子、フランスのマルセイユに本部を置く世界水会議、そしてトルコよる共同で計画されている。「第5回水フォーラム」の開会式は、イスタンブルのストゥルジェ会議・文化センターで行われる。107ヶ国が参加するフォーラムの活動には、2万人以上の人が参加する。フォーラムを取材するため、約1000もの報道陣が認可された。3月22日まで続くこのフォーラムの主要テーマは「水問題解決のための架け橋」と発表された。

以前にモロッコ、オランダ、日本、そしてメキシコで開催された時とは異なり、イスタンブルでのフォーラムでは「首脳級サミット」も行われる。

チュラアン宮殿で開催される予定の首脳級サミットへの参加者には、イラク大統領ジャラール・タラバーニーもいる。500近い報道陣に注目されるだろう「首脳級サミット」に出席する各国や政府の代表は、会議の最後に、世界の政府に水問題について動き出すよう促す宣言を採択する。「ユース世界水フォーラム」や「水・食料・エネルギーのパネル」のように多彩な活動を含むフォーラムのプログラムの目玉のひとつは、3月21日、22日に行われる「閣僚級会合」であろう。総じて水に関わるテーマを担う100以上の代表が参加する予定の会合では、水の重要性を強調する「閣僚宣言」が採択される。

フォーラムのためにイスタンブルを訪れた参加者の中には、日本の皇太子である徳仁親王もいる。また、トルコが1750万ユーロを共同出資している「第5回世界水フォーラム」には、南キプロス島のギリシャ地区(キプロス共和国)からも代表団が参加する予定。フォーラムには、アルメニアも参加する見通し。最終日の「国連水の日」である3月22日まで開催されるフォーラムの間、100のイベントが行われる。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:16002 )