■ 　パレスチナ国民対話会議が今日終了、政権と選挙めぐる障害を克服できず

2009年3月14日付アル＝ナハール紙（レバノン）HP１面

【ロイター、中東通信社（ＭＥＮＡ）、ＵＰＩ】

　火曜日からカイロで会議を行っているパレスチナ諸派は、挙国一致内閣の樹立と大統領選挙および立法議会選挙の日程における合意を妨げている障害に打ち勝つことはできなかった。対話のための［５つの］委員会は今日作業を終えたが、最高監督指導委員会は諸々の課題、特に組閣と選挙の件を解決し対話を完了させるための任務を継続する。

　最高監督指導委員会のメンバーである「パレスチナ解放戦線」のワーシル・アブー・ユースフ書記長は、「パレスチナ国民対話では、和解委員会、解放機構委員会、治安委員会で多くの問題について大きな進展が見られた。しかし、組閣に関する問題や、大統領選挙および立法議会選挙をいつどうやって実施するかについては幾つかの困難に直面している」と述べ、５つの委員会は今日会合を終える予定であるが、合意実現を阻んでいる障害の克服を最高監督指導委員会が継続すると説明した。また、「もし意見の相違のある問題について合意が実現すれば、今月3月22日にカイロで［エジプトの］ホスニー・ムバーラク大統領の後援のもと、パレスチナ諸派の書記長やアラブ連盟事務局長、パレスチナのマフムード・アッバース大統領らが列席する大きな式典でそれを発表しようとの提案がある」と述べた。

（後略）

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（ 翻訳者:森本詩子 ）
（ 記事ID:16039 )