エジプト警察がラファハで武器の隠し倉庫を摘発、トンネル3本も閉鎖
2009年03月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ エジプト・ガザ国境で3本のトンネルが摘発
■ エジプト警察がラファハ市で武器の隠し倉庫を発見
2009年03月21日付クドゥス・アラビー紙(エジプト)HP1面
【アリーシュ:DPA、UPI】
エジプト治安当局と目撃者の話では、金曜日にエジプト警察が、エジプト・ガザ国境の町ラファハ市内のある地区で、武器や爆発物の隠し倉庫を摘発した。
警察はアフラーシュ地区の倉庫内部で500キログラムの強力なTNT爆薬、複数のロケット弾、戦闘の廃棄物、自動火器を発見した。警察は今のところ、この倉庫に関係していると思われる人物の逮捕には至っていないが、倉庫内の武器類と爆発物についてはすでに押収した。
隠し倉庫の摘発は、エジプト警察がおよそ一ヶ月前に開始した、全長14.7キロメートルに及ぶガザ国境の管理を目的とした作戦行動の一環として行われた。エジプト治安当局の責任者は金曜日、治安機関がエジプトとガザ地区間の密輸に使用されている3本のトンネルを発見したと発表し、これはトンネルの存在および、サラーフッディーン国境ゲート付近の複数の地点にあるトンネルがガザ地区へエジプトや外国製の物資・製品を密輸するために使われているという情報を得たことを受けての摘発であったと言葉を続けた。3本のトンネル内部では、密輸人や物資は発見されなかったが、トンネルの出入り口は閉鎖され、さらなるトンネルの捜索のため、地区一帯の一斉捜査が続けられるという。
アメリカ、カナダ、ヨーロッパの7カ国は先週日曜日、ガザ地区への武器の流入を防ぐための行動で合意していた。ヨーロッパ7カ国とは、イギリス、フランス、デンマーク、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェーである。
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( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:16064 )