米政府「ハマースがイスラエルを認めることが挙国一致内閣承認の条件」
2009年03月21日付 Al-Ahram 紙

■ワシントン:「ハマースがイスラエルを認めることが挙国一致内閣承認の条件」

2009年03月21日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ワシントン、パリ:諸通信社】

 アメリカ合衆国は、ハマースがイスラエルを承認し、イスラエルとパレスチナの間でこれまでに調印された諸合意を遵守しない限り、ハマースが参加するパレスチナ挙国一致政府を承認しないと改めて主張した。

米国務省は一昨晩に声明を出し、昨日帰国したエジプトのウマル・スレイマーン情報長官が先週ワシントンを訪問した際、パレスチナ挙国一致政府へのハマース参入に関して態度を軟化させるよう、アメリカ側に圧力をかけようとした事実を否定した。

一方パリでは、イスラエル友好協会のクロード・ジュルスナン会長が、フランス語圏ユダヤ人世界会議での演説で、「ニコラ・サルコジ仏大統領はハマースとイスラエルの断絶が続くならば、イスラエル兵シャリット解放のため、新たな行動を起こすだろう」「サルコジ大統領はフランス国籍も持っているシャリットを解放すると決意している」と語った。
 
一方、パレスチナ各派間の対話に関しては、ハマースの副政治局長であるムーサー・アブーマルズーク氏が、「パレスチナ各派はいまだ合意に至っていない問題を解決するため、次の水曜日に対話を再開することで合意した」と確認した。

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:16066 )