本日全政党が政治集会を中止―大統一党ヤズジュオールの事故の影響
2009年03月26日付 Hurriyet 紙

ヘリコプター墜落事故を受けて全政党が集会を中止した。エルドアン首相はカフラマンマラシュに赴く予定である。トルコ大国民議会(TBMM)のキョクサル・トプタン議長はチュニジアへの公式訪問を切り上げ帰国する。

■ エルドアン首相はカフラマンマラシュに向かった

 レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が特別機で12時にイスタンブルからカフラマンマラシュに向かうのをアタテュルク空港のVIPルームから公正発展党(AKP)党員のアジズ・バブシュチュ・イスタンブル県党代表とその他関係者達が見送った。アブデュルカーディル・アクスAKP副党首も首相に同行した。

■民族主義者行動党(MHP)は今日と明日の集会を中止した

ギレスンで集会のために用意された会場は使われなかった。

 MHPは今日と明日に予定していた集会を中止した。入手した情報によると、ムフシン・ヤズジュオール大統一党(BBP)党首と5人の同行者を乗せたヘリコプターの墜落と墜落現場が未だに特定されていないことを受けて、MHPは選挙までの集会を中止した。同党は今日ギレスンとサムスンで、明日はアマスヤとトカトで集会を開く予定であった。また、3月28日(土)の集会も取りやめた。

■ AKPとMHPのスィヴァス支部は街頭での選挙活動を中止した

 ムフシン・ヤズジュオールBBP党首とその同行者を乗せたヘリコプターが墜落したのを受けて、AKPとMHPのスィヴァス支部は街頭での全ての選挙活動を取りやめた。

 AKPのゼキ・クルチ県党代表は、スィヴァス選出国会議員であるハムザ・イェルリカヤ、オスマン・クルチ、セラミ・ウズン、そしてメフメト・ムスタファ・アチュカルンとともに党本部で会見を行い、事件を悲しみに包まれながら推移をおっていると述べた。

 クルチ代表は、国が全力で捜索にあったっているにも関わらず、事故発生現場の地形と天候条件が捜索を困難にしていると述べた。更に昨夜、党指導部と共にBBPを見舞った際に、捜査状況に関して情報を交換したことも述べた。

 またエルドアン首相が国会議員と市長と連絡を取りつつ、捜索についての情報を交換したことも明らかにした。そして、「この悲しむべき日に、AKP組織として我々がスィヴァス市で選挙活動のために続けてきた全ての選挙活動を、昨日夕刻をもって中止といたしました」と話した。

■ MHP

 MHP中央指導部メンバーのムスタファ・ミットは、党のジアエッティン・バシュカン・スィヴァス市長候補もともにおこなった会見で、ムフシン・ヤズジュオール党首が「法廷闘争の人」だったと述べ、彼とは長年肩を並べて共に戦ってきたとも述べた。ヘリコプターに乗った人々が未だに発見されていないことについて批判し、深い悲しみに包まれていると述べた。

 ムスタファ・ミットは事故を受けて、街での全ての全選挙活動を取りやめたことを明らかにし、「吉報を待っています。彼らに祈りをささげています。神よ、願いを聞き届けてください」と言った。

■共和人民党(CHP)の集会も中止に

バルトゥンの集会会場を片付けた

 共和人民党(CHP)本部の声明文によると、CHPのデニズ・バイカル党首は、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首と5人の同行者を乗せたヘリコプターの墜落と墜落現場が未だに特定されていないことを受けて、今日開かれる予定だったバルトゥンとゾングルダクの集会を中止した。

■至福党(SP)の集会も中止になった

SPの今日のチョルムとトカトでの集会も中止になった

 入手した情報よると、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首と5人の同行者を乗せたヘリコプターの墜落と墜落現場が未だに特定されていないことを受けて、SPのヌマン・クルトゥルムシュ党首も参加予定だったチョルムとトカトでの集会も中止になった。クルトゥルムシュ党首もカフラマンマラシュへ向かうことが明らかにされた。

■民主左派党(DSP)は今日のアルダハンでの集会を中止した

 声明文によると、DSPのゼキ・セゼル首相は、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首と5人の同行者を乗せたヘリコプターの墜落と墜落現場が未だに特定されていないことを受けて、アルダハンでの集会を中止した。

■ 民主党(DP)のギュムシュハーネとバイブルトでの集会も中止になった

 スレイマン・ソイルDP党首は声明文で、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首とそのスタッフ、そしてまだ若い記者に降りかかった不幸なヘリコプター事故を深い悲しみと共に受け止めたと述べた。

 更に、「悪天候のため、ヘリコプターの残骸が未だ見つからないこととヤズジュオール党首と同行者たちの消息について、事故から何時間も経過しているにも関わらず、何も情報もないことを憂慮し、悲しく思います」と続け、次のように述べた。

 「我々の祈りが、偉大な政治家であるヤズジュオール氏とその同行者たちに向けたものであると知らせる一方で、政府が捜査に全力を傾けると信じ続けたい。DPと私個人は、ヤズジュオールとその同行者達が神のご助力によって無事でいることを望み、BBPへご愁傷様ですと伝えたいとおもいます。政治ではなく、人の存在は重要だという考えで行動し、ヤズジュオールとその同行者たちに対して、吉報がもたらされること望んでいます。本日予定していた、ギュムシュハーネとバイブルトでの集会を中止にしたことを、世論に恭しくお伝えします。」


■ トプタン議長はチュニジア訪問を途中で切り上げた

 キョクサル・トプタン大国民議会議長は、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首を乗せたヘリコプターの墜落事故を受けて、チュニジアへの公式訪問を切り上げ帰国する決定を下した。

 これを受けてアンカラにある特別機GAPがチュニジアに向かうことが決まった。飛行機は、トプタン議長らを乗せたあと、カフラマンマラシュに直行する。キョクセル・トプタン議長はそこで事故関係者から詳細を得る予定である。また、トプタン議長がBBP指導部と電話で話を聞いたこと、更にヤズジュオール党首の家族にも電話をかけたことが明らかになった。

■ トプバシュは選挙番組を中止した

 イスタンブル広域市長であり、AKPからの立候補者でもあるカーディル・トプバシュは、ムフシン・ヤズジュオールBBP党首の身に起きたヘリコプター事故をうけて今日の選挙活動を中止にした。

 AKPイスタンブル県代表部は、全ての区組織に送った通達で、トプバシュが今日予定していたサンジャックテペとトゥズラでの選挙遊説がヤズジュオール党首を乗せたヘリコプターが墜落したのを受けて中止されたと伝えた。

 サンジャックテペ・オズジャンダル結婚式場に集まった党員にもトプバシュの選挙活動が中止になったことが知らされた。

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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:16076 )