冬の大雨、チュクロヴァ地方の農業へ影響
2009年03月28日付 Zaman 紙

トルコ農業従事者協会アダナ支部のカーディル・オズレム支部長は、先週1週間の驚異的な降水量がジェイハン川の氾濫の原因となったと発表。オズレム支部長はジェイハン川流域ですでに植え付けを終えてい農作物が氾濫によって被害を被ったことを明かした。

オズレム氏によれば、2008年の1月から3月までの降水量は、1月に32.2キログラム、2月に55.1キログラム、3月には35.6キログラムで、3ヶ月間の合計は1メートル四方あたり112.9キログラムの降水だったという。これに対し、同氏は、2009年の同じ時期には1メートル四方あたり406キログラムもの降雨が記録されたと話し、「この降水量は2008年と比較すると1メートル四方あたり3.6倍多く降雨があったことを示している」と述べた。

大雪がチュクロヴァの農業に悪影響を与えていると続ける支部長は、この地域ですでに種まきや植え付けを済ませている小麦、たまねぎ、じゃがいも、スイカ、そしてかんきつ類の畑などについては、その世話や肥料をやる作業ができなかったと説明した。

チュクロヴァはトルコ国内でのとうもろこし及び大豆の生産量の50-60パーセント、綿花では10-12パーセントを担っている。オズレム支部長によればこれらの畑では例年ならば3月15日から20日頃に植え付けがなされている。同氏は「この種の農産物の植え付けはまだ終わっていない。泥でぬかるんでおり20日から25日までは畑に立ち入ることができなかったためだ。国内の生産もチュクロヴァの農業従事者も困難な状況に陥ってしまうだろう。関係者は対策を講じなければならない。」と話した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:16086 )