サッカー・イラン代表監督解任される:サウジアラビア戦敗北で
2009年03月29日付 Jam-e Jam 紙

複数の報道によると、サッカー・イラン代表がサウジアラビアに疑問符のつく敗北を喫したことを受け、アリー・ダーイー代表監督は監督職を解任された。

 ファールス通信の報道によると、アーザーディー・スタジアムで行われた対サウジアラビア戦でイラン代表チームが敗北したことを受け、サッカー協会はアリー・ダーイーを解任する決断を下した。

 またイラン国営通信(IRNA)もある情報筋の話として、市民の要求に応えるため、サッカー代表監督が自らの責務を果たすことができず、ワールドカップ予選でふがいない結果しか残せなかったことを理由に、アリー・ダーイーは代表監督を解任されたと伝えた。

 同様にイラン学生通信(ISNA)の報道によると、代表チームはワールドカップ予選でのこれまでの貧弱な成績を引き継ぐかのように、昨晩テヘランで行われたサウジアラビア戦でも敗北を喫し、ワールドカップ本戦に進出する可能性が低くなったことを受け、サッカー協会会長、代表チーム委員会委員長、そしておそらくはアリー・ダーイーらを交えた特別会議が本日開かれる予定だという。

 その一方で、この会議で技術スタッフの変更が決定されるのかどうかは、はっきりしていない。

 これより前、サッカー協会の責任者たちは様々なインタビューの中で、対サウジアラビア戦でイランがどのような結果を残そうとも、アリー・ダーイーは代表チームの監督にとどまり続けるだろうと述べていた。しかしサッカー協会に対する昨晩の市民らのプレッシャーを考えるならば、サッカー協会のトップらが代表チームの悲惨な成績に対してどのような決定を下すのか、今後の発表を待ちたいところだ。

 昨晩(土曜夜)2010年ワールドカップ南アフリカ大会の予選で、イラン代表チームはサウジアラビア代表と対戦、当初1-0で先行していたにも拘らず、1-2で宿敵に勝利を与えるという、ミスばかりが目立つ試合を演じた。この敗北で、イランのワールドカップ本戦進出の可能性は低くなった。

 サッカー・イラン代表は過去5回の試合で北朝鮮に一度勝利しただけで、テヘランで韓国、またドバイでUAEに引き分けていた。今回のサウジアラビア戦での敗北によって、ワールドカップ予選グループ2でのイラン・チームの状況はより危機的なものになった。

 メフル通信の〔最新の〕報道によると、我が国サッカー協会の責任者らは本日、代表チーム技術スタッフの陣容について決定を下すための会議をひらき、最終的にサウジアラビア代表に敗北を喫したことを受けて、アリー・ダーイー代表監督を解任したとのことである。

 対サウジアラビア戦での敗北の後、市民らはシュプレヒコールを上げて、代表チームの技術スタッフの解任とサッカー・イラン代表チームに対する積極的な改造を要求した。

 サッカー協会は現在、アリー・ダーイー代表監督の後任について複数の選択肢を検討しているが、最終的な結論には至っていない。

〔後略〕

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:16155 )