「オバマ大統領はクルド人の味方」―民主市民党チュルク党首、RojTVに語る
2009年04月08日付 Milliyet 紙

民主市民党チュルク党首は、ロジテレビ(RojTV)とラジオのヴォイス・オブ・アメリカに対し、「(オバマ大統領は)クルド人が民主的に闘うことに賛意すると話してくれた」と語った。

民主市民党のアフメト・チュルク党首は、トルコ大国民議会(TBMM)で行ったアメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領との会談について、クルド労働者党(PKK)の報道機関RojTVに語った。

チュルク党首はRojTVに対し、オバマ大統領が自身を知っていたと明らかにする一方、ヴォイス・オブ・アメリカに対しても、オバマ大統領に渡した意見書の内容について語り、「オバマ大統領はクルド人の味方であり、クルド人が民主的に闘うことに賛意すると話してくれた」と述べた。

「Roj Analiz(分析)」という番組に電話で出演したチュルク党首は、会談の為トルコ大国民議会議長の部屋に入る際、自己紹介の前にオバマ大統領が「野党で、民主的方法で政治を行うクルド人のリーダーと知り合え光栄です」と述べ、自分を知っていたと語った。

またチュルク党首は「オバマ大統領は、トルコにおけるクルド問題についての知識があるように感じた。問題は暴力では解決しないだろうと述べた。我々も暴力による問題解決には賛成ではないが、1万7千件の犯人不明の殺害があったと話した」と語った。

■意見書についての説明

ヴォイス・オブ・アメリカのクルド語放送に出演したチュルク党首は、次のように話した。
「オバマ大統領に渡した意見書には、クルド人がクルド語とクルド文化により自分たちで表現したがっており、それが保証されるのを望んでいることを書いた。問題がトルコ内部で解決することに賛成であり、ただ我々クルド人が受け入れられることを望むと記した。非常に熱気のある雰囲気で会談は進んだ。(オバマ大統領は)我々に対し、クルド人の味方であること、あらゆる異民族と少数派が自分たちを表現することに賛成していると話した。オバマ大統領はクルド人が民主的に闘うことに賛意すると話してくれた。」

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( 翻訳者:住永千裕 )
( 記事ID:16160 )