イスラエル国内の軍基地にパレスチナ人女性が襲撃、ガザ北部でも戦闘
2009年04月05日付 al-Hayat 紙

■ ガザから「潜入しようとした」パレスチナ人2人殺害
■ イスラエル国内でパレスチナ人女性が軍の基地を攻撃

2009年04月05日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ガザ:本紙ファトヒー・サッバーフ】

 ベンヤミン・ネタニヤフ右派政権が発足してから2つめの事件が発生した。パレスチナ人の若い女性1人が、イスラエル国内の軍事基地に拳銃で攻撃をし、殺害された。この事件は、イスラエル軍が「ガザ北部の境界からの『潜入の試み』を阻止し、武装したパレスチナ人2人が死亡した」と発表してから数時間後に発生した。

 イスラエル「国境警備隊」の報道官は、「20歳の女性が警備隊の基地の入り口にやって来て、通行を阻止されると拳銃を発射したため、警備隊の隊員が応戦し殺害した」と述べた。イスラエル軍側の負傷者や物的損害は報告されていない。AFP通信社が報じた報道官の発言によると、「女性は背中に鞄を背負っており、自爆攻撃を実行するための爆発物を運んでいることが疑われたが、結局爆発物を運んでいなかったことが明らかになった」という。

 イスラエルの複数の情報筋によると、この攻撃はベエル・シェバ近郊のシャウカト交差点で起こった。この攻撃は、イスラエル国内で行われたものとしては2006年4月にテル・アビブで発生した自爆攻撃以来のものであり、攻撃としてはネタニヤフ政権発足後2度目である。イスラエル警察は、このパレスチナ人女性が西岸地区南部のヘブロン地区の出身者であると見ている。ヘブロンでは、ユダヤ人入植者によるパレスチナ人居住区への襲撃や、農地や家屋、商店などの占拠が続発しており、治安状況は非常に緊迫している。

 また昨日[4日]、イスラエル軍は複数の武装したパレスチナ人と衝突した。同軍によると彼らはガザ北部境界線の「キファール・ガザ・キブツ」付近からイスラエルへ「侵入を試みた」とのことで、イスラエル軍は「ゴラニ旅団はこの武装者たちを追跡してガザ地区に入り2人を殺害し、同地域で爆破装置を発見した」という。パレスチナ側の消息筋は戦闘が発生しパレスチナ人2人が殉教したことを認めたが、「武装者たちは、ガザ地区深くに侵入するイスラエル軍を食い止めようとして銃撃を交えた」と述べている。

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( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:16168 )