【事件部】治安維持軍総司令官は、ノウルーズ期間中の交通事故死者数が729名に上ったことを明らかにした。
ジャーメ・ジャム紙の報告によると、エスマーイール・アフマディー=モガッダム治安維持軍総司令官は昨日、〔今年度に入って〕自身初めての記者会見で記者らを前にこのように述べ、さらに「ノウルーズ期間中、2万3千件の交通事故が発生、729名が死亡し、1万8千名近くが負傷、治療施設に搬送された」と語った。同総司令官は続けて、「統計的には、負傷者数は昨年同時期比で15.5%減少した」と述べた。
モガッダム司令官はまた、次のように続けた。「今年は様々な施策を講じ、手持ちの戦力を活用して街道の監視を行うなどしたことで、法規に違反した運転を行い、他人の安全を脅かした違反車両10万1千台を検挙した。それにより、運転免許証2万5千冊近くに免許停止処分、ないしはパンチ処理(免許に穴を空けること)が施された」。
危険な麻薬常習者の検挙
治安維持軍総司令官はまた、警察が掲げる今年の優先課題として、麻薬撲滅と危険な麻薬常習者の検挙を挙げ、「市民からの通報があれば即座に、警察は常習者を検挙する」と述べた。
モガッダム司令官は、86年度〔2007/8年〕に比べて昨年〔2008/9年〕は殺人が11%増加したことを明らかにし、「殺人が最も多かったのは、ファールス州、フーゼスターン州、テヘラン州、そしてスィースターン・バルーチェスターン州であった。この間、強盗は634件発生し、15%減少した」と述べた。
同司令官はまた、昨年度の銀行強盗の発生件数は26件だったことを明らかにした。
社会的規律計画、継続へ
治安維持軍総司令官は、社会的規律計画及び社会的安全計画の継続について、次のように述べた。「両計画とも、一つの目標を追求したものだ。社会的規律計画は、法治体制の向上に寄与するだろう。危機的状況が生まれ、市民からの警察への要望が高まれば、社会的安全計画が実施されることになるだろう」。
国の警察のトップである同司令官は指導巡回活動に関して、「指導巡回活動は、女性に対してのみ行われるものではない。道徳的安全計画では、通りで迷惑行為を働く者、社会的無秩序を煽る男たちに対しても、取り締まりが行われるだろう」と語った。
〔後略〕
この記事の原文はこちら
関連記事(ノウルーズ(新年)の2日までに衝突事故649件、130人が死亡)
( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16179 )