PKK一斉捜査、民主市民党メンバーを含む70人を逮捕
2009年04月14日付 Yeni Safak 紙

警察庁が13県90ヵ所で一斉に行った捜査の結果、テロ組織PKKに大きな打撃が与えられた。

警察庁が13地域90ヵ所で一斉に行った捜査が、テロ組織PKKに大きな打撃を与えた。DTP(民主市民党)幹部やテロ組織リーダーであるアブドゥッラー・オジャランの弁護士を含む70人が逮捕された。テロ組織に対する捜査により、都市部で活動を行っている組織の政治部門も瓦解させられたことが明らかになった。

民主市民党の副党首も逮捕
民主市民党の副党首であるカムラン・ユクセキ氏とセルマ・ウルマク氏も捜査により逮捕された。ディヤルバクル共和国検察局の指示によりテロ対策本部のチームが12県で開始した捜査では、民主市民党副党首のカムラン・ユクセキ氏、テロ組織のリーダーであるアブドゥッラー・オジャランの弁護士セラジェッティン・ウルマクを含む40名を超える人々が逮捕された。

ユクセコヴァでは市議会議員を逮捕
ユクセコヴァ市議会議員のズベイデ・チョアチ氏が軍警察により逮捕された。情報によると、軍警察のチームはウ゛ァン重罪裁判所の指示により、ユクセコヴァ「市議会議員ズベイデ・チョアチ氏の身柄を拘束した。この指示により、チョアチ氏の自宅の家宅捜査も行われたという。逮捕の理由は明らかにされないまま、チョアチ氏はヴァンに移送された。

2年間監視下に
テロ組織PKKがトルコ全土での活動を計画し指揮する目的で「トルコ調整団」を結成していたことがわかった。情報によると、テロ組織PKKを対象に12県で開始された一斉捜査は続行中。マルディンのクズルテペ市では副市長のセラニク・オネル氏が逮捕されたという。 ディヤルバクル共和国検事長の指示により開始された捜査はディヤルバクルの特任検事5名により行われている。テロ組織PKKがトルコ全土で活動を計画し指揮するため約2年前に「トルコ調整団」という8人からなる組織を結成していたことが明らかになった。

技術的追跡につかまった
その組織は約2年にわたり技術的追跡の対象とされ、監視され、電話の聴取や銀行口座の監視も行われていたことがわかっている。問題の8人は、テロ組織の代わりに全ての町で活動を計画・指導し、エルドアン首相のディヤルバクル訪問に抗議する目的でシャッターを閉ざす活動も組織したという。

ギュンTV、GAP自治体連合、バトゥマン宿泊所で捜査
テロ組織PKKに対し開始された大規模な捜査の中で、ディヤルバクルのギュンTV、GAP自治体連合、バトゥマン宿泊所において捜査が続行している。

副市長も逮捕
トゥンジェリ副市長のアリジャン・オンリュが逮捕された。トゥンジェリ副市長のアリジャン・オンリュ氏は、13日夜にアタテュルク地区の自宅で警察庁テロ対策本部のチームにより逮捕された。アリジャン・オンリュ氏の自宅を捜査中の警察は、副市長のノートパソコンも調査。オンリュ氏もディヤルバクル共和国検察局の指示で逮捕されたという。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:16211 )