トルコを訪問したオバマ米大統領:「アメリカはイスラームと戦っていない」
2009年04月07日付 Al-Ahram 紙
■ オバマ:アメリカはイスラームと戦っていない
2009年04 月07日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1 面
【アンカラ:ウサーマ・アブドゥルアジーズ】
バラク・オバマ米大統領は、彼の前任者である共和党のジョージ・ブッシュ政権 によって冷却化していたイスラーム世界との関係修復に向け、昨日も引き続き努力を行った。
オバマ氏はアメリカと戦略的な同盟を構成するトルコに秋波を送り 、イスラーム諸国初の訪問先となった同国で、「アメリカはイスラームと戦っていないし、これからも戦うことはない」と強調した。また、トルコ国会での演説では、イラク戦争に起因する両国関係の冷却化にもかかわらず、ワシントンはトルコをきわめて 重要な同盟国であるとみなしていると主張した。
またオバマ氏は、イスラーム世界と米国とのより強力なパートナーシップを築く 必要性を主張し、そうしたパートナーシップこそがアル=カーイダ殲滅への道筋であるとの確信を表明した。
さらに大統領は、イスラーム世界との交流のためのプログラムを近いうちに始動させる予定であると公表した。
(後略)
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:加瀬冴子 )
( 記事ID:16213 )