エルゲネコン捜査の最近の動きの中で、バシュケント大学のメフメト・ハベラル学長と教員たちが逮捕されたことに対し、アタチュュルク廟で抗議活動が行われた。
バシュケント大学のメフメト・ハベラル学長が「エルゲネコン」捜査の中で逮捕された後、バシュケント大学の教員と学生がアタテュルク廟を訪れた。
この訪問には共和人民党(CHP)のハック・シュハ・オカイ会派代表代理、検事協会(YARSAV)のオメル・ファルク・エミナーオール会長、チャンカヤのビュレント・タヌク市長、元大臣のうちエサト・クラトゥオール氏、いくつかの政治グループや大学と市民団体のメンバーも参加した。
訪問者たちは手にトルコ国旗、アタテュルクとハベラル氏のポスターを持って集まった。参加者たちは襟に「われわれは革命の目撃者である」と書かれたアタテュルクの写真をつけていた。
参加者たちの一部はスローガンを叫ばないようにと注意していたにも関わらず、しばしば「私たちはムスタファ・ケマルの兵士だ」、「トルコは世俗的であり、そうあり続ける」、「ハベラル氏がどこにいようとも、私たちは共にある」といったスローガンが叫ばれた。参加者たちはさらに政府に抗議するスローガンも投げかけた。
行進のために集められた際に式典に備えた兵士たちが群衆の中から出てくると、拍手とスローガンで喜びを表しているのが見られた。
アルスランル通りでの行進の際には行進の最前列に教員たちが並び、大きなアタテュルクのポスターを掲げていた。
バシュケント大学のコルクト・エルソイ副学長を筆頭に、訪問者たちは、その後アタテュルク廟に赤と白のカーネーションでトルコ国旗のモチーフ入りの、上にバシュケント大学と書かれた花飾りを捧げた。訪問者たちはその後起立し、敬意を表した。
エルソイ氏はアタテュルク廟の記名簿に署名し、次のように記した。
「アタテュルク、あなたが最も困難な状況の中、強固な基礎の上に築いた共和国とその原則を守り、実行するものとして今私たちはここにいます。
この責任を引き継ぐ者たちが、この責任を守る際に遭遇した困難を、弁解の材料として利用する権利はない。私たちは、ここに訪問者となるためではなく、アタテュルクが『科学と理性』であると述べた精神的遺産を、私たちが守ることを決意したと叫ぶために来たのだ。
私たちはバシュケント大学の者であり、現代文明を乗り越える決意で国民として歩みだしたこの道、それはあなたが示してくれた道であるが、その道において、私たちは誰にも妨げられない決意をもって前進を続け、この責任を、私たちが育てる、若く賢い世代に信頼をもって引き渡すことを繰り返すつもりだ。敬愛する存在であるアタテュルクの前でもう一度敬意を表す」
式典の後、教員たちを含む一団はアタチュュルク廟まで歩いた。エルソイ氏はここで短い演説を行い、自分たちを支持した人々に感謝を示した。エルソイ氏は、「私たちの大学にふさわしいアタテュルクへの表敬訪問となった。この薄明の日々はいずれ過ぎていく。私たちは子供たち、学生たちとともにさらなる明るい日々に到達するだろう」と述べた。
エルソイ氏は自分たちのなすべきことを、昨日よりさらに一生懸命行うと強調し、ハベラル氏ができるだけ早く彼らのもとに戻ることが最大の望みであると述べた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16238 )