ファーティフ・アクン監督は、新作「ソウル・キッチン」の数カットの撮りなおしを望んでいる。このため世界で最も権威のあるカンヌ映画祭での映画の上映のために送られてきた招待を断った。
ベルリン・モルゲンポスト紙によると、主役をモリツ・ブレイブルーとビロル・ウネルが演じる「ソウル・キッチン」の上映に向け、カンヌ映画祭からアクン監督に招待状が送られた。しかし、アクンは映画の撮影のために時間が必要だとし、いくつかの場面の撮りなおしのために、映画祭の主催のティエリー・フレモーに今週中に断りの連絡を入れるという。
新聞によると、トルコ系ドイツ人のファーティフ・アクンは、最近多くの映画や映画祭の審査員を務めている。(その経験から)、いくつかの映画が製作にもっと多くの時間を割ければもっといい作品になったのにと考え、このため自分自身の映画にもより多くの時間を割くことを望んでいるという。
しかし、「それにも関わらず、アクンをカンヌ映画祭で見れる可能性がある」。新聞によると、「アクンも製作に携わっている「ニューヨーク・アイラブユー」という映画が映画祭で上映されるからである。同紙は、これまで、どのドイツ人監督も今日まで招待を断らなかったことを伝えている。アクンは2年前にカンヌ映画祭で「人生の岸辺で」で最優秀シナリオ賞を受賞し、2008年の映画祭には審査員として参加した。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:16241 )