ヒズブッラー:「エジプトの告発はガザ戦争時にヒズブッラーが取った立場に対する報復だ」
2009年04月15日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ヒズブッラー:「エジプトの告発はガザ戦争時にヒズブッラーが取った立場に対する報復だ」
2009年04月15日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)アラブ世界面
【ベイルート:AFP】
ヒズブッラー副書記長のナイーム・カースィム氏は、昨日水曜日、フランス通信社に向けた談話で、ヒズブッラーに対するエジプトの告発は、先の〔イスラエルによる対〕ガザ戦争時にヒズブッラーが取った立場に対する政治的かつ報復的な告発であり、根拠がないものであると強調した。
カースィム氏は「エジプトによるヒズブッラーの告発は、ガザ侵攻時のヒズブッラーの立場と、ラファハ検問所を開放すべきとの要求が原因の、政治的かつ報復的な煽動である」と述べ、エジプトの秘密警察と当局がでっち上げた全ての詳細は、最低限の証拠すら欠く主張であり、ヒズブッラーに反対するキャンーペンという政治的判断の一部でしかないため、価値のないものであると付け加えた。そして「エジプトの申し立ては、エジプト国内の治安を脅かすとしてヒズブッラーを非難する試みであり、これは証拠もなく真実ではない」と述べ、エジプトがしていることは政治とメディアの場でヒズブッラーを中傷することであると続けた。
また、「エジプト当局の目的はヒズブッラーに報復し誹謗することだが、彼らは失望させられることになるだろう」とも語り、「この件は全面的に政治的な目的を持っているが、アラブ世界およびイスラーム世界におけるヒズブッラーの名声は非常に高いため、エジプト当局はしっぺ返しを受けることになるだろう。ガザ支援のために告発されることは、非難ではなく名誉である」と続けた。
ヒズブッラーのメンバーでエジプトで拘留中のサーミー・シハーブが、ヒズブッラー指導部の指示のもとで行動したかどうかについては、「そうした詳細についてはメディアに話したくない。しかし、彼(サーミー・シハーブ)が他の関係者にフォローアップされることなしに行動したわけではないことは明らかだ」と話した。
カースィム氏は、「パレスチナ人が装備や物資をガザに搬入するのを助けるというサーミー・シハーブの役目を、ヒズブッラーは誇りに思っている。これは告発ではなく、われわれとすべてのムスリム国家、ムスリムの人々にとっての責務である」と繰り返し強調した。
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( 翻訳者:ホサム・ダルウィッシュ )
( 記事ID:16256 )