エジプト情報局長官がイスラエル訪問、リーバーマン外相とも会談
2009年04月23日付 Al-Nahar 紙
■ イスラエル訪問中のスライマーン情報局長官がリーバーマン外相とも会談、エジプト訪問へ公式招聘
2009年04月23日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
エジプトのウマル・スライマーン情報局長官が昨日、イスラエルを訪問した。今回の訪問において唯一予想外だったのは、スライマーン氏がイスラエルのアヴィグドル・リーバーマン外相と会談を行い、ベンヤミン・ネタニヤフ首相、エフード・バラク国防相と同様にカイロ訪問へ招待したことである。
リーバーマン氏は、数年前にアスワンハイダム爆撃を呼びかけ、また数ヶ月前には、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領がエジプト・イスラエル和平条約締結から30年が経過したにも拘わらずイスラエルを訪問しないことについて、ムバーラク氏に「地獄へ落ちろ」との発言をしたことから、エジプト政府高官らの怒りを買っていた。
イスラエル政界筋によると、スライマーン氏はリーバーマン外相をエジプト訪問に招待した。しかし、外相はその招待に応ずる日程を直ちに決定はしなかったとのことである。
イスラエル外務省のアミーラ・オレン報道官は、「リーバーマン外相は、西エルサレムの外務省の執務室でスライマーン長官と対談し、中東の政治プロセスについて協議した」と明らかにした。「この会合に報道関係者は参加しなかった」という。またオレン報道官によると、今回の会談ではリーバーマン外相がエジプトを非難して以降悪化していた両者の関係を改善するための話し合いが行われたという。
(後略)
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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:16291 )