アゼルバイジャン、トルコ向け天然ガスを値上げ―報復措置か?
2009年04月25日付 Yeni Safak 紙

トルコ・アルメニア国境開放議論を受けて、トルコに反発を示しているアゼルバイジャンは、トルコ向けの天然ガスの値上げを決定した。

アゼルバイジャンはトルコ向け天然ガスの値上げを行う模様。

アゼルバイジャン通信社(ANS)の報道によると、アゼルバイジャン国営石油会社のアブドゥラエフ社長は、トルクメニスタンの首都アシガバートで行われた「エネルギーの安全で安定した輸送、およびその安定的発展と国際協力のための援助」についての国際エネルギー会議のなかで、アゼルバイジャンのトルコ向け天然ガスの価格について、トルコのエネルギー産業省と国営石油ガス・パイプライン輸送公社(BOTAŞ)の間で話し合いが行われたことを明らかにした。アブドゥラエフ社長は値上げの程度については明らかにせず、問題の値上げが近々実施されるだろうと述べた。アブドゥラエフ社長は「バクー・ティフリス・エルズルム天然ガスプロジェクト(BTE)」の一環として、2001年にシャフデニズ合意に署名したことを指摘し、当時自分たちがロシアからガスを30ドルで買い、トルコには120ドルで販売したと述べた。アブドゥラエフ社長は当時署名された合意は毎年更新されるべきである述べ、「今となってはこの合意は古くなった。当時の合意によると、その価格は1年間のみ有効だった。1年後には新たな価格を決定する話し合いが始められなければならなかった。2001年から2007年まで長い時間がすぎた。だれも価格がこれほど上昇するとは知らなかった。この期間、私たちはなすべき責任を果たした。1年後の値上げについてのプロセスを開始させた」と述べた。

これまでトルコはアゼルバイジャンからの天然ガス、1000立方メートルにつき120ドルを支払ってきている。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16295 )