イスラエル国内報道「スーダン経由の対ガザ武器密輸にイランが関与」
2009年04月06日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ イスラエル、イランがハマース向け兵器密輸を再開と非難
■ スーダン経由、シリアとヒズブッラーの協力で
2009年04月06日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ナザレ:本紙ズハイル・アンドラウス】
イスラエル国内では昨日日曜、「イラン・イスラム共和国は、スーダンを通してイスラーム抵抗運動ハマースへの密輸を再開した」との報道がなされた。「今回の密輸は同盟国シリアや、アフリカ諸国及びイエメンで活動するヒズブッラーのメンバーの協力で行われている」という。
同国内での報道は、「スーダン領内で今年1月、戦闘用の兵器を運搬する数台のトラックからなる車列が爆撃を受けた。エジプト外相によると、車列の行き先はガザのハマースだった。その時以来、エジプト政府の報告によると、イラン革命防衛隊はスーダンからエジプトへ武器の輸送を一度ならず試みた後、これを取り止めた」と伝えている。
イスラエルのイディオット・アハロノート紙によると、イスラエル治安機関幹部は、「シリアの首都ダマスカスに拠点を置くハマース幹部らは、車列への爆撃以来、密輸を再開しようとスーダンを何回も訪れている」と述べた。また同紙によると、「ポート・スーダンで爆撃された車列の件が明らかになり、別の車列がエジプト当局によって阻止された後、イランは密輸ルートが明らかにされたので別ルートを開拓する必要があることを理解した」という。
(後略)
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:16316 )