外国語びいきは、トルコ語に有害
2009年05月07日付 Zaman 紙

言語協会会長のセヴギ・オゼル氏は、外国語びいきはトルコ語に弊害を与えると話した。

オゼル会長は、トラキヤ大学国立芸術学院芸術教育センターで「もしもトルコ語を失ってしまったら」というテーマの会議で講演を行い、トルコ語の乱れを防ぐことは、すべての人の大きな責任であると述べた。

オゼル会長は、トルコに外国語びいきが存在し、このことがトルコ語に弊害を与えるとし、次のように話した。

「乱れるのはトルコ語ではなく、問題もトルコ語ではなく、問題は思想にある。言葉は乱れることはない。思想は乱れる。なぜなら、言葉は思想を反映するからだ。トルコ語は離れることなく、そのまま存在している。問題は、トルコ語教育と教育を誠実に行おうとしない教育分野で力を持った人々にある。私が聞いたところでは、トルコの最有力大学のひとつで、外国語で授業を行おうとしているところがあるそうだ。これは誰に対する何のサービスだろう。ここは占領中の国なのだろうか?誰に仕えているのか?」

オゼル会長は、トルコの一部の病院や空港で英語が使用されていることを適切とは思わないと話し、病院を”hospital”、空港を”airport”と表記することに反対した。

さらに、トルコ語を話す人々はトルコ語に自信を持たなければならないとし、外から入ってきた外来単語がトルコ語を乱していると話した。

オゼル会長は、アタテュルクがトルコ語を非常に重視し、生涯にわたり多くの単語をトルコ語化することに努めたと話した。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:16390 )