■米政権 シリアへの制裁を延長
2009年05月09日付アル・ハヤート紙(イギリス)国際-南北アメリカ面
【ワシントン:本紙ジュウェイス・カラム】
対シリア政策において一方では段階的に外交チャンネルを開き、他方では圧力手段を保つという、慎重な方針を反映する措置として、バラク・オバマ米大統領政権は、ダマスカスに対する制裁を延長した。この措置は経済・金融部門における制裁と、〔シリア政府〕高官を対象とした制裁 からなる。
中近東担当のジェフリー・フェルトマン米国務次官補代理とホワイトハウス顧問のダニエル・シャピロ両氏からなる米国代表団がシリアへの訪問を終えた時、ロバート・ウッド国務省報道官は昨日、ワシントンは今日で期限切れとなる対シリア制裁を延長したと発表した。制裁措置は、2004年から施行されている経済制裁と禁輸措置からなるシリア問責法と、シリア政府高官〔の資産凍結などを定めた〕大統領令からなる。
米国の公式情報源が本紙に明かしたところによれば、これらの制裁を見直すにはシリアがアメリカの要求、特に、ヒズブッラーやハマース運動のような、ワシントンがテロリスト集団とみなす集団に対する支援をカットすべきとの要求に応じる必要がある。米の議会筋が本紙に明かしたところでは、シリア側は最近ダマスカスを訪問した米議会からの代表団に対し、これらの制裁を見直すことを要求していたという。
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( 翻訳者:ホサム・ダルウィッシュ )
( 記事ID:16411 )