エジプトで豚の処分が加速、サウジはメッカ巡礼の時期における新型インフルエンザ対策を立案
2009年05月08日付 Al-Ahram 紙

■ 豚1万1000頭を処分、カラジュとムニーブに処分場 を準備

2009年05月08日付アハラーム紙(エジプト)HP1面

ガマール・ムバーラク国民民主党幹事長補佐兼政治局長は、〔エジプト国内で〕豚インフルエンザの症例は未だ発見されていないものの、引き続き警戒・監視を続け、党と政府の緊密な協力体制をとりつつ、どのような事態が起こっても対応できるようにするべきだと強調した。

 一方、獣医学公機構のハーミド・サマーハ理事長は、カラジュとムニーブに処分場を用意するための予算 が承認されたことを受け、来週には(豚の)処分がスピードアップするだろうと述べた。現在までに1万1500頭の豚の処分が完了したという。

 また理事長は、カイロ-アレクサンドリア間の砂漠ロード上で複数の豚をと畜して廃棄した跡が発見された件について、アレクサンドリア獣医協会や治安当局と連携しつつ、不明点を明らかにするために広範囲な調査が行われていることを明らかにした。同様に、横流しされた豚肉が国産食肉として売られることを警戒して、市場や食堂への監視も強化された。

(中略)

 WHOはメッカ巡礼の時期における豚インフルエンザ対策のためにサウジアラビアの保健省が作成した計画を承認し、計画は巡礼者たちをこの流行病から守る対策としてひじょうに優れていると明言した。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:16412 )