立候補者の皆さん、抱負を一言!
2009年05月06日付 E'temad-e Melli 紙


ハータミーを逮捕するわ

この女性が大統領選に立候補を表明したのは、イスラエルを殲滅させるため。

アフマディーネジャードこそ当選すべき人物と述べる彼女は、「もし私が大統領になったら、ハータミーをスパイ罪で逮捕しちゃうわ」とも。

ライバルはキャッルービー

第10期大統領選に立候補するために〔内務省のある〕ファーテミー広場に来たのは、メイボド近郊のシャージャーン・アーバード村のタイル工場の警備員のおじさん。

「キャッルービーよりも前に、5万トマーン〔=約5千円〕〔を国民に配るという〕スローガンを打ち出したのは私だ」と語る彼は、「最大のライバルはキャッルービー」と断言。

国民が一つになるのを手助けしたい

アフラースィヤーブ・デフラヴィー博士が自らの政権構想で最重要視するのは、食料の自給自足。

「神が与えた恩恵を利用しないのは罪」と語るこの立候補者は、「イランは平和的な核利用に関する〔国際的な〕合意に署名している。そうであれば、核エネルギーは私たちの当然の権利じゃないか」とも。

女性の参加促進を

臨床心理学者である彼女が選挙管理事務所を訪れたのは、イラン人女性にもっと表舞台に出て、自らに自信を持つべきと訴えるため。

女性は「もし選挙に勝利したら、誰でも好きな場所、好きな学科で勉強できるよう、大学入試センター試験を廃止したい」と抱負を語った。

イギリスにあるエッフェル塔!?

「イギリスにあるエッフェル塔」を間近で見たことがあると豪語する産業経営工学エンジニアで医師(外科医)のこの男性は、アフマディーネジャードと大連立を組み、二人の大統領、二つの内閣によって国政を運営したいと抱負を語る。

世界のほとんどの国に行ったことがあるという彼は、自称「選挙の行方を左右する見えざる手」なのだそうだ。

閣僚はネクタイを締めなくちゃいかん

大統領選挙立候補の届け出にネクタイを締めてやってきたこの唯一の男性は、自らの政権構想として、イスラーム共和国の閣僚たちにネクタイを締めさせること!!!を挙げる。

男性は、「社会全体、なかでも特に国の当局者たちはネクタイを自らの正装とすべき」と訴えている。

もし忘れたら~♪

カウボーイハットで選挙管理事務所に颯爽と現れたのは、シャフラーム・メフラービーさん。ロサンゼルスの歌手の歌を口ずさみながら、「内閣には、〔元サッカー・イラン代表の〕アリー・ダーイーとか‥‥を起用したいね」と公約。

〔神との合一を目指す〕神秘主義者を自称する彼は、知識も学歴も天から授かったと豪語、「自分には人の心の内を透視することができる」とも。

正義を希求する政府を

昨日、「言動ともに正義を希求する政府を」をスローガンに、ある老人が選挙管理事務所を訪れた。

68歳になるこの男性曰く、「息子を住宅相にして、自分自身、そして人々の住宅問題を解決する。正義の実現をスローガンに掲げる人は多いが、みんなそれを実行に移そうとしない」。

「経帷子」おじさん、またしても登場

昨日、選挙管理事務所をアリー・ナスィーリーという名の男性が訪れた。この男性、これまで大統領選挙のたびに(ときに国会議員選挙のときも)選挙管理事務所を訪れては、立候補登録をする名物おじさん。

男性はいつものように経帷子を身にまとい、「イランのためなら命もなげうつ覚悟」と語り、「自分こそ大統領にもっともふさわしい人物」と主張した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16422 )