新型インフルエンザ拡大で米国が緊急事態宣言、エジプトで感染拡大の不安
2009年04月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ 鳥インフルエンザ拡大の警告を受け、エジプト国内が恐怖に包まれる
■ 豚インフルエンザ:アメリカが緊急事態宣言、致死的な伝染病への発展に世界中で不安高まる
2009年04月27日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【カイロ、ロンドン:本紙】
世界中が昨日、豚インフルエンザ拡散への不安に包まれ、各地で緊急態勢がとられた。アメリカは国内で致死的でない感染者20人が確認され、カナダで5人、その他世界各国で感染の疑いのある患者複数が発見されたことを受けて、緊急事態宣言を発表した。これからさらに患者が出ることが予測されている。
豚インフルエンザによる死者は81人に達しており、世界中で恐怖が広がっている。医師らは、豚インフルエンザが伝染病に転換した場合の死亡率は5%だと述べている。これは、空気感染の可能性の高さからすると、かなり高い数字である。
エジプトは世界でも鳥インフルエンザの被害が大きかった地域であり、豚の飼育場も人口密度の高い住宅地に散在しているため、新型ウィルス拡大の恐怖に包まれた。
(後略)
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:16427 )