政府の「クルド問題・新改善策」の内容
2009年05月12日付 Hurriyet 紙

政府が取り組んでいるクルド問題の新改善策の中で、「クルド語の発展と普及」に向けたステップが踏み出された。

政府筋によれば、検討されている政策は以下のとおりである。

■ クルド学研究所の設置
特にディヤルバクル・チグリス大学やマルディン・アルトゥクル大学にクルド学の研究所を設置し、クルド語の発展への道筋を開くことが計画されている。

■ 地方のテレビ局に対する制限を緩和する
TRT6は現在クルド語の放送を行っている。しかし東部や南東部におけるテレビ・ラジオ局でのクルド語放送の時間は制限された状態である。地方のテレビ・ラジオ局が一日に12時間以上クルド語の放送をすることはできない。政府がまとめた改善策では、この制限は段階的に廃止されると予想される。

■ 学校での選択科目にクルド語
政府が取り組む別の改善策は、クルド語の学校での「選択言語科目」としての導入である。

■ 既存の地名からクルド語の地名に
トルコ語でないとして過去に変更させられた町や村の名前を再度昔のものに戻すことを可能とすること。

■ 刑務所でのクルド語の使用許可
現在刑務所でトルコ語以外の言語を使用することは禁止されている。この禁止を、クルド語も許可する形で変更することが検討されている。

■ 国民にクルド語の名前をつける権利
希望する国民には子供にクルド語の名前をつけることにおける障害を取り除く。

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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:16433 )