村名をクルド語に戻す話が進む一方で、カヤプナル区役所が付けた「ロジダ」「ロシュナ」「シラン」という公園名を郡庁は許可しなかった。
同区役所の実施停止要求も拒否された。
ディヤルバクルのカヤプナルで民主市民党(DTP)所属者が区長の同区役所は、昨年新設された3つの公園に「ロシュナ(明かり)」「シラン(野バラ)」「ロジダ(太陽)」と名づけた。しかしこれらの名前をカヤプナル郡庁は承認しなかった。これに対し同区役所は、ディヤルバクル第27地方行政裁判所に申請し、実施停止を請求した。請求を評価した同裁判所は、クルド語で公園名をつけることを以下の理由で拒否した。
「行政手続きが適応された場合に、補償が困難または不可能な損害が発生すること、行政手続き(の執行)が明らかに法に反する条件が付帯して発生するという場合に、理由を示して実施を停止させる判断を下すことが可能な条文にあたった。書類調査により、上記の法律の条件を満たさないと判断されたため、実施停止の請求は拒否された。」
郡庁は、クルド語の公園名不許可を、同区役所に送付した以下の書面で擁護した。
「区役所が付けようとしている名前は、トルコ言語協会により規定されているトルコ語の言葉の中に存在しないことが調査の結果判明したため、また区役所が付けた名前は憲法第3条に明記されているトルコ国の言語はトルコ語であるという条項及び住所や番号付けに関する規定に適していないために、承認しなかったことをここに知らせる。」
カヤプナル区役所はこの判決後、「シラン」と名づけられた公園の入り口に掲げてある看板に「カヤプナル区役…公園」と書いた。看板の下の備考には、「この公園はシランと名づけられたが、郡庁により拒否された」と書かれている。
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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:16454 )