■ ネタニヤフ首相、米政府に対しガザ地区への食糧物資搬入許可の遵守を伝える
2009年05月14日付アル=ハヤート紙(イギリス)アラブ世界面
【ナザレ:アスアド・タルハミー】
イスラエルの「ハアレツ」紙が昨日報じたところによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は月曜日(11日)にホワイトハウスでバラク・オバマ大統領と会談する際、「イスラエル当局がガザ地区への食糧物資搬入に課しているあらゆる制限を撤廃する」との約束を伝えるという。
同紙は、イスラエルがガザ地区封鎖と通行所閉鎖を継続している問題は、アメリカやEUの関心事になっていると指摘した。先週、EU高官4人がイスラエルのアヴィグドル・リーバーマン外相とエフード・バラク国防相に抗議の文書を送り、ガザ地区への人道支援物資搬入のためにイスラエル・ガザ地区間の全ての通行所を即時かつ恒久的に開通するよう求めている。
また同紙は、イスラエルの前政府が任期終了の数日前に下した、ガザ地区へのあらゆる種類の食糧物資搬入を許可する決定について言及し、「この決定は、外務省と国防省の白熱した議論や、イスラエルとアメリカおよびガザ地区封鎖の継続に抗議したヨーロッパ諸国との一連の議論の後に採択された」と述べた。さらに、「この政府決定にも拘らず治安機関はこれを無視し、今なおその実施を拒否している」と報じた。
(後略)
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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:16458 )