ローマ法王のヨルダン訪問中、金曜礼拝のテレビ中継が中止になった経緯について議員から調査要求
2009年05月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ ヨルダンでローマ法王の訪問中に金曜礼拝の放送をしなかった 理由について、国営テレビ局への調査要求

2009年05月12日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【アンマン:本紙ターレク・アル=ファーイド】

 昨日月曜日、ヨルダン国会の大物 議員たちが、ナーディル・アル=ザハビー首相に対し、ヨルダン国営テレビが先週金曜日の正午礼拝のアザーンや礼拝の中継をしなかったことについて真相解明を求めた。

 ヨルダン下院議長補佐のアブドゥルハミード・ズナイバート議員は、先週の金曜礼拝のアザーンと聖典クルアーン読誦が放送されなかった理由を問い、それがローマ法王ベネディクト16世の訪問と関係していたのかどうかを質問した。そしてズナイバート議員は首相に向けた質疑文で、金曜日はすべてのイスラーム教徒にとって神聖な日であるとして、この不快な決定についての調査と責任者の処罰を求めた。

 さらに、ローマ法王とその随行団がアンマンのフサイン・ブン・タラールモスクに靴を脱がずに入場したことについても、責任者の処罰と調査を求めた。

 駐ヨルダン・バチカン公式報道官であるフリードリヒ・ロンバルディー司祭は、「法王がアンマンのフサイン・ブン・タラールモスクを訪れた時に靴を脱がなかったのは、訪問の準備担当者たちがそうする必要を法王に伝えなかったからだ」と語った。

 ロンバルディー司祭は土曜日に開かれた記者会見で、訪問の二日目についてコメントし 、「法王と随行団はモスクの入り口に着いたときに靴を脱ぐ準備をしたのだが、ホスト側は靴を脱ぐ必要があることを示すようないかなる振る舞いもせず、法王一行をモスクの中へと導いた。法王はガーズィー・ブン・ムハンマド王子とモスクを設計した技師に伴われて、モスクの通路を歩いた」と述べた。

 バチカン法王は昨日、3日間のヨルダン訪問を終えた。その間、ヨルダンのアブドゥッラー2世と、バチカン公国 との二国間関係や、イスラームとキリスト教の友好関係と対話・共存の強化に関連する 問題について協議した。

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( 翻訳者:香取千晴 )
( 記事ID:16477 )