クルド問題の解決へCHPとMHPが焦点―民主市民党チュルク党首
2009年05月21日付 Zaman 紙
民主市民党(DTP)のアフメト・チュルク党首は、クルド問題解決において、共和人民党(CHP)と民族主義者行動党(MHP)に歴史的な任務が課されていると話した。チュルク党首は、共和人民党の見解を重視するとし、まずはトルコ大国民議会で対話の環境ができることが必要だと強調した。タイイプ・エルドアン首相に申し入れた会談に対し前向きな回答を得たいと話すチュルク党首は、7100万人の敏感な気持ちをくむ解決策に賛成の意を表した。
トルコ大国民議会でこの問題に関わる記者からの質問に答えたチュルク党首は、次のように続けた。「共和人民党は、トルコで最も古く歴史の深い政党だ。共和人民党が持つ責任や、アプローチは重要だ。共和人民党が一部の事柄について議論しているが、それを好ましく思う。民族主義者行動党との会談も役立つものと考えている」。チュルク党首は、5月19日の式典への参加について質問されると、次のように答えた。「対話は重要だ。ある会話が相互理解を生む時、これは民主主義的兆候の発展という点で、皆に考えるよう促すプラスの進展となる。5月19日について、私たちは一度も反対したことはない。4月23日にも反対したことはない。ただ今年は13~14歳の子供たちが逮捕されたので、民主主義的反応を示すため、公式の式典には出席しなかった」チュルク党首は、式典の最中にエルドアン首相や野党党首らと握手したことについて触れられると、「私たちは文明人である。たった一度の握手をこれほどまでに大げさにすべきではない。たしかに異なる政治見解は存在する。重要なのは、文明的関係を維持していくことだ」と答えた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:16505 )