婚資金の金塊15キロに目がくらみ‥‥:ある女性の離婚騒動
2009年05月24日付 Jam-e Jam 紙
以前、ある友人のパーティーに行った時のこと、ファルシードという名の裕福な男性と出会いました。私たちはだんだんと仲がよくなり、数ヵ月後には彼から求婚されました。
最初は、私の家族は私たちの結婚に反対していましたが、結局は私の主張を受け容れ、ファルシードは結婚の許しを求めるために私の両親に会いに来ました。その後、私の家族がファルシードについて調べると、彼は品行の非常に悪い男で、こんな男と一緒にいても幸せにはなれないということを突き止めました。
しかし家族のこのような忠告もむなしく、私はすでに彼との結婚を決意していました。私にはファルシードのお金と財産だけが重要で、ほかのことは考えもしなかったので、家族の話は妬みなのだと思っていました。
あまりにも私がファルシードとの結婚を言い張るので、ついに家族も折れ、彼との結婚に同意してくれました。私もお金と財産に目がくらんでいたために、ファルシードに婚資金として金塊15キロを求めました。すると、彼もそれを了承し、こうして婚姻契約に至ったのです。数ヵ月後から一緒に生活することになっていましたが、それから数週間もすると、少しずつ夫の態度や振る舞いが変わりはじめ、もはやあの優しい男性ではなくなっていました。
夫は私のすべてについてあら探しをし、状況は日を追うごとに悪くなっていきました。険悪な雰囲気が高まり、ついに私は裁判所に行って協議離婚をしましょうと、おそるおそる夫に頼みました。しかし、夫は私の話に耳を貸そうとせず、離婚するそぶりも見せませんでした。そして、夫の素行の悪さは更にひどくなりました。
両親がなぜファルシードとの結婚に反対だったのか、今になってやっと分かりました。本日裁判所をお伺いしたのは、最悪金塊1キロさえ手に入れば残りはいらないから、それで夫と別れたいと訴えるためです。彼は私の生涯の夫となるべき人物ではなく、彼との生活を続けることはもはや不可能だ、というのが私の今の結論です。
( 翻訳者:尾曲李香 )
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