ハッキャーリでトルコ兵6名死亡、トルコ空軍はイラク越境爆撃
2009年05月28日付 Radikal 紙
ハッキャーリ発―イラクと国境を接しているチュクルジャ郡から30キロのウズンデレ村付近で作戦行動を行っていたトルコ軍の兵士が移動しているとき、PKKのテロリストが仕掛けた罠の地雷が爆発し、6名の兵が殉職、8名が負傷した(訳者注:死者は後に7名にふえた)。
攻撃は昨日(27日)の23:30頃に起こった。その地域で行なわれていた作戦行動へ兵を運んでいた軍の車両が、テロリストたちが道に埋め、リモコンによって操作された地雷により爆破された。爆発により軍の車両に乗っていた6名が殉職、8名が負傷した。殉職した兵のうち4名はハッキャーリ山岳コマンド部隊、2名はカイセリコマンド部隊に属する軍人であったと明らかにされた。攻撃をうけ同地域では徹底した作戦行動が開始され、負傷した軍人はヘリコプターで移送し治療が行なわれている。
ハッキャーリ県知事ムアメル・トゥルケルは、ヴァンとハッキャーリ方面の悪天候のため、負傷した兵はヘリコプターでシュルナクへ運搬されたと述べた。トゥルケル知事は、負傷した兵のうち一人は重態で、彼はディヤルバクル軍病院に移送されたと発表した。トゥルケル知事は地雷の仕組みはリモコンで爆発するものであったと思われ、これに関して調査を続けていくと話している。
■殉職者のための追悼式
殉職者となった技術系軍曹ジヤ・ベネル、兵卒のオズカン・ドゥムル、デニズ・デミルジ、ジャフェル・チェリキ、ケマル・オゼヴィン、アディル・ユルドゥズのために、今日の昼、シュルナク第23ジャンダルマ国境警備連隊で追悼式が行われた。報道には非公開で行われたこの式典には、シュルナク県知事アリ・イェルリカヤ、ヴァン県の軍警察治安部隊少佐ユルダエル・オルジャン、第23ジャンダルマ国境警備連隊少佐ターヒル・ベキルオール、県ジャンダルマ部隊大佐アフメト・ハジオールやその他の司令部の人々が参加した。式典に続き殉職者の遺体は埋葬のため、3機のヘリコプターでそれぞれの出身地に送られた。
■戦闘機が北イラクを爆破した
チュクルジャにおける攻撃に続き、同地域での作戦行動が強化された。国境のトルコ側ではPKKに対しての作戦行動が引き続き行なわれている一方で、10:20頃にはチュクルジャの空に2機の戦闘機が目撃されている。戦闘機は国境を越え、北イラクへ向かった。軍参謀本部は「北イラクのアヴァシン―バシヤン地域のトルコ国境付近で確認されたPKK/KONGRA-GELテロ組織に属する一群が、トルコ空軍の戦闘機によって今日の朝、効果的な形で砲撃され、(戦闘機の爆撃は)標的に命中した」ことを明らかにした。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:16554 )