YouTube側、トルコでの禁止解消にむけ、行動開始
2009年06月02日付 Milliyet 紙

トルコで禁止されてから1年がたつ、世界的な動画共有サイトYouTubeが、禁止解消に向け行動を開始した。

YouTube関係者は、運輸大臣ビナリ・ユルドゥム氏に面会を求めた。解決策を示すと期待されているYouTube側にユルドゥム大臣は、「トルコでオフィスを開くなら、問題を解決しましょう」と語るつもりだという。YouTubeは、アタテュルクへの侮辱を含んだ動画のため、アンカラ第一簡易裁判所の判決により2008年5月に禁止命令が出されていた。
トルコ側は、①問題となった有害な内容を含む動画を削除すること②今後サイト全てではなく、有害だと確証された動画へのアクセス禁止を確実にするための対策が開発されることを求めた。この枠組みで、運輸省はYouTubeがトルコに支社をおくこと、そして国内の利用者にwww.youtube.com.trのアドレスでサービスを提供するよう求めている。このようにすることで、サイトがトルコ独自の限定的なサイトとなることで、有害な動画のみを閲覧禁止にすることができる。
ユルドゥム大臣は、「規定に基づき、全ての動画のプロバイダーは優良プロバイダー認定書を取らなければならない。トルコでは規制を設けなければならない。YouTubeは現在、『これは、できない』といい、トルコで税金を払ってもいない。広告料はとっても、その税金を払っていないのだ。彼らが条件の一つであれ、受け入れなければ、我々も譲歩しない。同様のことを彼らは21の国では行っているのに、トルコでは行っていない。できないというなら、あとはアッラーのご加護があることを祈るだけだ」と述べた。

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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:16595 )