5県で40箇所へ手入れが行なわれ、20人の逮捕者が出たことが明らかになった。この逮捕者のうち10人が現役の将校であったことが明らかになった。
エルゲネコン捜査において、イスタンブル・ポイラズキョイでの武器弾薬に関して5県40箇所で捜索が行なわれた;10人は現役の将校であることが明らかになっている。海軍の軍人宅でも捜索が行なわれている。
今回の逮捕は、エルゲネコン捜査の新たな展開を示すものではなく、既に発見されている武器弾薬に関して行われたものであるという。
■アンカラ
アンカラ警察テロ対策支部のチームが、アンカラの軍事機関に勤める一般公務員であったとされるZ.A、 H.M、İ.Öを逮捕した。自宅で逮捕されたとされる容疑者たちは、警察での手続き終了後に、イスタンブルへ移送される。
テロ対策チームは、大佐のM.N.とD.S.のチャンカヤにある自宅を、また弁護士のS.Ö.に関しては自宅及びオフィスを捜索した。
■イズミル
フォチャの海軍に属する施設に録音機を所持したまま入ろうとして逮捕され、軍事裁判所にかけられた一般公務員の女性が、エルゲネコン捜査において逮捕された。
密輸・組織犯罪対策支部チームは「エルゲネコン捜査」を担当する共和国検察からの指示によりD.B.という名の女性をバイラックルの自宅で逮捕した。
チュナルルにおける密輸・組織犯罪対策支部に送られた女性は、手続き終了後、イスタンブルへ移送される。
D.B.は、空軍に属する一般公務員として勤務していたフォチャの軍事施設に入るシャトルバス内での検査において、録音機を所持していたため逮捕された。
D.Bは、セクシャルハラスメントを受けていたと主張する軍人Z.Bについて、フォチャ共和国検察に通報した、証拠集めの為に録音機を持っていたと述べている。
録音機には複数の人の声が記録されており、軍事裁判所にかけられたD.B.は逮捕され、42日間刑務所で過ごした後、弁護士の異議申し立てにより釈放された。
D.B.について「命令への不服従」「複数人の会話の無許可での録音」「上司に対する名誉毀損」という罪で裁判が開かれ、また行政捜査により懲戒免職になった。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:16614 )