ブルサの設計会社、モスクワでロバート・デ・ニーロの仕事―モデルは東京・銀座通り
2009年06月06日付 Zaman 紙
>ロバート・デ・ニーロがモスクワで開店した世界的に有名なレストラン「NOBU」はブルサのインテリア・デザイナーによって作られた。
実施とプロジェクト運営をブルサの有名な建築会社のうちの1つであるエレメイ社が行っった世界で最も有名で豪華なレストランのうちの1つであるNOBUの建設には、約1年が費やされた。
建設・インテリアデザイン会社エレメイの社長でインテリア・デザイナーのメフメト・アクソズ氏はこれについて話し、「NOBUプロジェクトは私たちにとってとても重要でした。なによりもまず、ノブは世界で最も良い3つのレストランのうちの1つでした。そしてこれほど多くの国際的な会社がこのプロジェクトに関心をもっているなかで、NOBUのプロジェクト運営と実施を私たちが請け負ったことは、私たちにとって別の意味で興奮と誇りの源となりました。
考えてみてください、このプロジェクトはブルサのエレメイによって実現されたのです。調整の中心はブルサでした。多くの人が想像さえできなかったことを、私たちが実現させることができたのです。1年間の努力と40人のチームで計画を実現させました。NOBUプロジェクトのプロジェクト運営はインテリア・デザイナーのエルマン・ウセル、プロジェクト実施責任者は建築技師のジャン・アクソズ、総コーディネーターはインテリア・デザイナーのメフメト・アクソズが担当し、520万ドルの仕事です」と述べた。
モスクワのレストランNOBUには2つの特別VIPルームが存在し、これらの部屋には特別なエレベーターを使って誰にも見られず出入りできる。門の前には毎日メディア関係者とパパラッチが詰めかけている。予約は1カ月後までで、1人平均150~200ドルの費用がかかる。この有名レストランは合計168人が入れる。現在夕方のみの営業である。経済危機のため、価格はやや下げられた。このような状況にもかかわらず、月の売上げは75万ドルを下回らない。目標の売上げは120万ドルである。モスクワNOBUが、ランチも始めればこの目標額を楽に達成するだろうと言われている。従業員数は1つのシフトにつき60人で、ランチの開始とともに120人に増やされる予定である。
一方ロバート・デ・ニーロのレストランを作ったこの会社は、モスクワにヨーロッパ最大のショッピング・センター、カシルスキー・モールを48万平方メートルの敷地に建設している。この巨大なショッピング・センターのうち6000平方メートルの部分プロジェクト運営と実施は、ブルサのエレメイ・インテリアデザイン・建設会社によって実現されている。
この会社は日本の東京にある有名なショッピングの象徴である銀座通りのシルエットを模してカシルスキー・モールAVMに応用し、「コンセプト段階の計画はアメリカの建築家たちが請け負っていた。彼らは私たちがロベルト・デ・ニーロのために準備したNOBUプロジェクトのことを聞いて調査しその後交渉のため私たちからアポイントを取りました。私たちもサンプルを見せ、5カ月後に肯定的な結果が来ました」という説明を行った。
■モスクワ・カシルスキー・モールと銀座通り
32 の大型店と140メートルの長さを持つショッピング・エリアの予算は500万ユーロと試算された。冷暖房、前面のデザインとその実施、床の装飾はすべてインテリア・デザイナーのメフメト・アクソズと彼のチームの指揮で行われた。照明についてはフィリプス・トルコ社が選ばれた。
参照される重要な建築であるカシルスキー・モール建設の銀座通りの部分のための建材はブルサのエレメイ・アテファブリックの施設で生産されている。
モスクワで実現される組み立てのためにもさらに80人のグループが働いている。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16622 )