120年前、オスマン朝から日本へロボット贈呈されていた
2009年06月20日付 Milliyet 紙


120年前、アブデュルハミト2世は日本にロボットを贈っていた。このロボットはアザーンを読んで歩くもので、写真は2枚残っている。

スルタン・アブデュルハミト2世が1889年日本にロボットを贈呈していたことが明らかになった。人型を模した「アラメト」という名のこのロボットの特徴は、旋舞を行いながら50センチメートル歩くことができ、毎正時にアザーンを読むことができることである…。

ブギュン紙のメフメト・ルファト・イェエン記者の報道によると、研究者で作家のオクタン・ケレシュ氏のアーカイブにあったアラメトの写真のオリジナルはユルドゥズ・サライの火事で被害を受けたものだという。しかし写真の残った部分だけでも120年後にはじめて話題となる、この興味深い出来事を説明するのに十分なものである。

■フリゲート艦とともに沈没

スルタン・アブデュルハミトの時代の技術の粋であるこの作品は、フリゲート艦エルトゥールル号に載せて、親書と贈物、勲章とともに日本の天皇に贈られた。このフリゲート艦は帰路450人の乗組員とともに海に沈んだ。

■120年前の発明

ケレシュ氏は、ロボットの特徴を以下のように挙げた。

「旋舞者の形をしており、普通の人間に近い大きさで、時計を内蔵したロボットである。体は台座に据えられており、毎正時になると旋舞を行う。この際、腕と銀のプレートで作られたスカートを広げ、同時にアザーンを読む。これら全てを行いながら50センチメートル進んで回転し、アザーンを読み終えると再び50センチうしろへ、元の場所に戻って腕とスカートを下ろす。ロボットの全体は銀・金メッキで作られており、後部にはぜんまいがあって7日に1度巻かれていた。」

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:16746 )