7名死亡、29名負傷:テヘラン州知事が発表
2009年06月17日付 E'temad-e Melli 紙
月曜日に革命広場からアーザーディー広場にかけて整然とした雰囲気のなかで行われた抗議集会で、7名が死亡、29名が負傷する事件が起きた。この出来事は、アーザーディー広場の周辺で発生した。
モルタザー・タマッドン・テヘラン州知事は死傷者が発生したことについて発表した上で、事件の責任はミール・ホセイン・ムーサヴィー支持者らにあるとし、「ミール・ホセイン・ムーサヴィーを支持する一部の急進派が無許可デモの終わりに、銃器やナイフ・棍棒などで一部の政府・警察・軍施設を襲撃、7名が死亡、29名が負傷する事態を招いた。公共の財産にも数千万トマーン〔数百万円〕もの被害が発生した」と述べた。
タマッドン知事はさらに、「昨日の非合法デモが行われる前に警告したように、事件発生の結果責任は、抗議を行う際に法的な枠組みを守ろうとせず、非合法的な方法によって騒乱を引き起こした人々が負うべきものである」と語った。
テヘラン州治安評議会の議長も務めるタマッドン知事はさらに、「残念なことに、一部の過激なミール・ホセイン・ムーサヴィー支持者らが昨日、無許可デモの終わりに一部の政府・軍施設を銃器やナイフ・棍棒で襲撃し、36名の死傷者が発生した。公共の財産にも数千万トマーンもの被害が出た。ミール・ホセイン・ムーサヴィー氏は、気高き市民を敵視する自らの支持者らによるこのような暴力的行為に対して、説明責任を負うべきだ」と指摘した。
〔中略〕
タマッドン知事はまた、「残念なことに、混乱を招こうとするムーサヴィー支持者らによる行動に対して、外国メディアは小躍りして歓迎している。彼らは絶えずムーサヴィー支持者らに、騒乱の拡大を煽っている。なぜムーサヴィー氏が、体制に敵意のあるメディアの拍手喝采を聞いて、責任を感じようとしないのか、まったく理解できない」と語り、騒擾分子に対して「市民の安全を守るために、極めて重要な準備をしている。危機を作り出そうとしている騒擾分子には、すぐにでも確固たる対応を取ることになろう」と警告した。
他方、治安維持軍のラーダーン総司令官代理は、過去数日間、テヘランで暴動を引き起こし、公共の地域に被害をもたらした一部の主要分子たちを逮捕したことを明らかにした。
同総司令官代理はさらに、「〔‥‥中略‥‥〕最近の暴動との関連で、《イラン王制協会》と呼ばれる反革命分子が複数名、相当量の爆弾や爆発物、銃器などとともに逮捕された。彼らは重要な供述を行っており、詳細は今後同胞のみなさんにお知らせすることになるだろう」と語った。
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16751 )