エブラーヒーム・ヤズディー、釈放される
2009年06月21日付 E'temad-e Melli 紙

2日前入院中に拘束されたイラン自由運動総書記のエブラーヒーム・ヤズディー氏が、金曜日釈放された。

 AFP通信がテヘランで活動するジャーナリストのイーサー・サハルヒーズ氏の発言を引いて報じたところによると、金曜日午後、ヤズディー氏は治療を継続するために病院に戻され、同氏への拘束命令も解かれたという。

 病気に苦しんでいたエブラーヒーム・ヤズディー氏は、水曜日テヘランのパールス病院の集中治療室での治療中に拘束されていた。

 ヤズディー氏がインタビューのなかで明らかにしたところでは、イラン自由運動青年支部のメンバー7名も逮捕され、うち1名はこれまでに釈放されたが、その他6名については現在どのような状態に置かれているのか不明だという。

 参加戦線党中央評議会委員のモフセン・サファーイー=ファラーハーニー氏、建設の奉仕者党中央評議会委員のヘダーヤトッラー・アーガーイー氏、及びジャーナリストのモジタバー・プールモフセン氏なども拘束された。

 他方、卒業生協会総書記のアフマド・ゼイドアーバーディー氏の拘束から1週間が経ったが、同氏が現在どのような状況に置かれているかについて、情報は一切ない。「団結強化事務所卒業生協会」(アドヴァール)中央評議会のメンバーらはゼイドアーバーディー氏の自宅に集まり、同氏の家族と面会、その中でゼイドアーバーディー氏の妻モハンマディー氏は、夫の状態については何も知らされていないとし、同氏の一刻も早い釈放を望むと述べた。

 また、マーザンダラーン大学の学生11名もいまだ拘束された状態に置かれている。

 ナバネセム・ピレイ国連人権高等弁務官は金曜日、イランで拘束者の数が増えているとの報告を受けていることについて、懸念を表明した。

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:16782 )