新印象派ポール・シニャック「スレイマニエ」に記録的高値―サザビー競売
2009年06月25日付 Radikal 紙
ポール・シャニックが1907年に描いた「スレイマニエ」という絵画が138万5000ポンドの値で売られた。
著名な画家ポール・シャニックの「スレイマニエ」という絵画が、オークションハウスSotheby'sがロンドンで開催したオークションで138万5000ポンド(約353万トルコリラ)で売却された。
新印象派芸術のオークションで、フランス人画家ポール・シャニックの「スレイマニエ」という油絵が記録的な値段で落札された。1907年の日付を持つ金閣湾とスレイマニエ・モスクを描いた絵画は、120-180万の間の価格で落札される見込みだった。オークションに電話で参加した匿名の人物によって落札された絵画は、オークションに売りに出された27の作品の中で、100万の値を越えた数少ない作品の1つだった。
オークションハウス役員の一人ヘレナ・ニューマン氏は、この絵画に支払われた金額に満足しているとし、オークション前から作品には大きな注目が集まり、落札額がこの作品の重要性を示していると話した。
同じオークションに出されたパブロ・ピカソとクロウド・モネの絵画も予想を上回る金額で落札された。ピカソの1969年作の油絵「剣をもつ男」が700万で落札され、1968年の絵画「立裸絵」は430万で電話からの参加者により落札された。
もう一人の著名な画家モネの絵画は1885年の日付を持つ「ジヴェルニーの冬」が340万の値で落札された。芸術愛好家が大きく注目しているオークションには383名がサロンで参加し、76名がインターネットまたは電話から作品を落札するため競り合った。
1904年からはじめたヨーロッパ周遊期間でベネツィア、ロッテルダム、ロンドンといった街で作品を描いたフランス人画家ポール・シャニックは、1907年からイスタンブルで創作をはじめた。訪れた港町の中でもイスタンブルに特別な重要性を与えたシャニックは、作品の中で筆遣いによりモザイク模様を描くことで知られている。
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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:16792 )