■　アフリカ諸国はバシール大統領に対する刑事告訴に協力せず

2009年07月03日付アル・アハラーム紙（エジプト）HP1面

【カイロ：サラ・ワファーイー】【シルト：ムフタール・シャイーブ、サイード・アル＝ガリーブ、ロイター】

　アフリカ連合の決議草案が、スーダンのウマル・アル＝バシール大統領に対する告訴状に関して、アフリカ連合は国際刑事裁判所に協力しないとする内容であることがわかった 。

　他方でエジプトのアフマド・アブルゲイト外相は、ホスニー・ムバーラク大統領が来週のイタリアＧ８サミットに、アフリカ諸国からの切実な要求を届けるだろうと明言した。その要求と何よりもまず、食料価格問題とそれに関連するバイオ燃料問題、さらにはアフリカへのバイオテクノロジー移転の必要性、気候変化の影響に対する補償などをめぐって、途上国と先進国の国際的対話をもうけることである。

　リビアのシルトで開催されているアフリカ連合サミットに参加しているアブルゲイト外相は声明で「本日日程を終えるサミットでは、農業投資、食料価格危機、アフリカ諸国経済に与える世界金融危機の影響といった、差し迫ったアフリカの諸問題が話し合われた」と語った。

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（ 翻訳者:勝畑冬実 ）
（ 記事ID:16877 )