パリのパレスチナ問題支援団体に攻撃、ユダヤ防衛同盟の犯行か
2009年07月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ パリのパレスチナ問題支援団体の事務所が破壊される

2009年07月04日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【パリ:AFP】

AFP特派員からの情報によると、パリのパレスチナ問題支援で知られる団体の事務所が金曜日午後、破壊されたとのことである。

通信社の質問に対し事務側 は、ユダヤ防衛同盟のメンバーたちによる犯行を疑っていると答えた。ユダヤ防衛同盟は暴力的な活動、施設の破壊行動を行うことで知られているシオニスト組織である。金曜日の時点でこの組織とは連絡が取れなかった。
 
現場に居合わせた目撃者の証言によると金曜日の午後、油を入れた瓶2本と鉄パイプを持ち、黒いスポーツウェアを着て顔を隠した5人組の男が急ぎ足で事務所に入って行ったということである。

支援団体のオリヴィア・ゼムール代表は、「5人の男たちは事務所に入ってくるとすぐ金庫やコンピューターを壊し始め、本を床に叩き落とし、持ち込んだ瓶2本分の油を床にまきちらした。そして彼らは事務所を去る前に大きな声で、自分たちはユダヤ防衛同盟の者だと言った」と説明した。

攻撃を受けた事務所はメトロのギ・モケ駅近くに位置しており、パレスチナ問題の支援で知られている。代表によれば、活動内容が原因で今までにも同様の攻撃を受けているという。

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( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:16879 )