タヴァッコリー氏の運営するニュース・サイト、テレビでの「罪の告白」を批判
2009年06月29日付 E'temad-e Melli 紙

テヘラン選出の原理派国会議員アフマド・タヴァッコリー氏が運営するニュースサイト「アレフ」が、テレビで放映されている「罪の告白」について、以下のような批判記事を掲載した。
どうやら、イラン国営放送はテレビ上で「罪の告白」を放映するという非合法的かつ横暴な振る舞いをやめるつもりはないようだ。

先週、“暴徒”としてテレビで紹介された一部の人物のテレビ告白が、いわゆる「国営の」メディアで放送された。その一方で、これらの人々の逮捕時期とテレビ上での告白が放送された時期を考慮するならば、前述の人々の容疑に対して法的な捜査が行われたり、それらの容疑に対して最終的な判決が下されたりした可能性はまったく存在しないというのが、実際のところである。

(ある友人の言葉を借りれば、それは「国営の(メッリー)」というよりはむしろ「恣意的な(メイリー)」メディアである)イラン国営放送には、このような放送を行ういかなる法的根拠があるのか、不明である。

逮捕された状態にある人物が、あとになって自身の容疑の証拠として用いられるかも知れないような発言を自ら進んで行うことがありうるなどと、誰が信じるだろうか。ましてや、テレビに自らの姿が映し出されることに同意するなどということは、ありうるはずがないのだ!

たとえ彼らの発言が自発的なものだったとしても、イラン国営放送はいかなる法的根拠に基づいて前述のテレビ告白を放送したのか、説明する責任がある。このような告白には法的根拠もなければ、公共メディアがそのような告白を放送することを許可するような法律も存在しないのである。

〔後略〕

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:16888 )